DIYのEC会社「大都」がカインズホームの店舗をプロデュース、異業種タッグが本格始動
カインズが4月28日にオープンする実店舗「カインズ広島LECT店」について、大都がDIYの売り場と工房をプロデュース
DIY用品のECを手がける大都とホームセンターチェーン「カインズホーム」のカインズによる、EC企業と大手小売りという異業種企業による協業が本格始動した。
まず、カインズが4月28日にオープンする実店舗「カインズ広島LECT店」について、大都がDIYの売り場と工房をプロデュースした。
大都によると、「幅広い商材を広大な面積に展開するホームセンターの資材館はDIYをする際になくてはならない存在。しかし、初心者が気軽にDIYについて相談できる雰囲気の売り場はまだまだ少ないのが現実」と言う。
体験型DIYショップ「DIY FACTORY」を運営する大都は、ユーザーがDIYの相談に訪れたりレッスンを受講してDIYを学んだりするお店を作り、運営している。
大都は、「DIYビギナーにとって居心地のいいDIYの売り場と工房のプロデュースに携わった」としている。
カインズと大都は2016年9月、DIYによるライフスタイルの提案を強化し、DIYを文化として根付かせることを目的に業務提携を発表。今後、共同での商品仕入れ、販売、売場連動などに取り組むとしていた。
なお、両社の業務提携は主に次の3点。
- 共同仕入れ
全国に200店舗以上を構えるカインズの販売網、大都が扱うDIY商材の専門性を両社間で共有し、メーカー製造商品の共同仕入れの調整を進める。両社の品揃えを拡充し、ユーザーの買い物の利便性を高めることをめざす。大都は大量仕入れによる価格競争力のUPに期待する - 共同販売
現在、両社がそれぞれ開発しているオリジナル商品を、それぞれの販売網で展開している。顧客層の広がりに貢献しており、今後もアイテム数を増加していく。たとえば大都ではカインズが開発したバッテリー「e-cycle(イーサイクル)」シリーズをECサイトで販売。カインズは大都が開発した家庭用デザイン溶接機「sparky(スパーキー)」を店舗を中心に販売している - 売り場のコラボレーション
2017年4月以降、カインズの新規出店店舗で、DIY商材の売り場や工房などの空間を、大都がプロデュースする。DIY初心者から上級者にも対応するトータルサポートを提案。大都が得意とする体験などのコミュニティノウハウをカインズで展開する
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