DIYのEC手がける大都がVC2社から4.5億円調達。役員に元ナチュラム山内拓氏就任
ベンチャー投資会社のグロービス・キャピタル・パートナーズとみずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施
DIY用品のECサイト「DIYTOOL.COM」を運営する大都は7月27日、ベンチャー投資会社のグロービス・キャピタル・パートナーズとみずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施、約4億5000万円を調達したことを明らかにした。ECサイト運営や店舗運営など、DIYに関わる「ヒト・モノ・ソリューション」を総合的に提供するDIYプラットフォーム事業の展開を加速するとしている。
調達した資金はECサイト運営、店舗事業といった既存事業に加え、新たに始める動画事業に充当する。
現在、大阪と東京で展開している体験型DIYショップ(実店舗)である「DIY FACTORY」、日本最大級90万点を取りそろえるECサイト「DIY-TOOL.COM」の改善と強化を推進。新たに、プロ動画の撮影によるコンテンツを展開する動画メディア「MAKIT!」に資金などをつぎ込む。
- 店舗事業「DIY FACTORY」
店舗数の拡大
DIY/セルフリノベーションを対象としたスクール形式のワークショップの企画・実施
コンテンツ供給体制の強化 など - EC事業「DIY-TOOL.COM」
在庫商品の充実化による即納体制の強化、木材等の素材の取り扱い強化
システム機能の刷新による CRM 機能の大幅強化 など - 動画メディア事業「MAKIT!」
プロ動画の撮影によるコンテンツの拡充 など
DIY業界を巡っては、2014年3月に国土交通省が発表した「借主負担DIY型」賃貸借契約の提唱といった行政の後押しもあり、DIYの需要が増えている。ただ、「(DIYをやりたくても)方法が分からない」というユーザーの声が根強いのが現状だ。
こうした潜在ニーズを開拓するため、調達資金はプラットフォームの実現に向けて事業を加速。DIYをライフスタイルとして提案する事業を展開していく。
あわせて新たな役員人事も発表。2015年6月16日付で、「ナチュラム」などのミネルヴァ・ホールディングスでIPOを経験し、「ナチュラム」の責任者などECに関する豊富な実績を持つ山内拓也氏が取締役に就いたことを明らかにした。
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