中川 昌俊 2015/7/27 9:30

メタップスは7月24日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場の承認を受けたことを発表した。上場予定日は2015年8月28日。新規上場で約43億円を調達し、アプリ収益化プラットフォーム「metaps(メタップス)」の広告媒体の運転資金、決済サービス「SPIKE(スパイク)」で提供しているプリペイド型の電子マネー「SPIKEコイン」の供託金などに充当する考え。

新規上場に伴い、新株発行による手取概算額として34億7800万円、第三者割当増資で8億2500万円を調達する見通し。

調達した資金の使い道は、設備資金として5億6000万円、アプリ収益化プラットフォーム「メタップス」の運転資金として20億円、「SPIKEコイン」で発生する資金決済法に基づく供託金として13億8700万円、採用費・人件費、広告宣伝費・販促費およびオフィス移転などの費用として3億5700万円を充当する予定。

メタップスは2007年9月にイーファクター株式会社として設立。当初はSEO事業などを展開していたが、2011年4月から現在の主力事業であるアプリ収益化プラットフォーム「メタップス」を開始。2011年12月に現在の社名に変更した。2014年4月にはオンライン決済プラットフォーム「スパイク」を開始した。

メタップスの2014年8月期の連結売上高は前年比74%増の22億650万円、営業損失4億8800万円、経常損失5億1000万円、純損失5億1000万円となっている。

2015年2月に取材した際のメタップス・佐藤航陽代表取締役CEO
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