求人サイトを運営するエンは11月20日、同社が展開する総合転職サイト「エン転職」ユーザーを対象に実施した「仕事選びの軸」に関するアンケート調査の結果を発表した。

調査では、求職者の4人に1人が物価上昇を受けて、仕事選びの軸を見直したことが明らかになった。また、AIの普及が仕事選びに影響したと回答した人も1割いた。
仕事選びで重視するポイントの上位3つは以下となった。
- 希望の条件(勤務時間・休日)で働けるか(54%)
- 給与アップができるか(50%)
- 経験・スキルが活かせるか(48%)

男女別の傾向では、男性は「経験・スキルが活かせるか」(52%)が最多。女性では「希望の条件(勤務時間・休日)で働けるか」(64%)が最多だった。

年代別では、20代のみ「希望の働き方(テレワーク・副業など)ができるか」(43%)がトップ3に入った。

物価上昇の影響で23%が「仕事選びの軸を見直した」と回答した。軸は「変わらない」と回答した人は64%だった。

重視するポイントとして最も多かったのは「給与アップができるか」(69%)だった。特に30代では8割に達した(20代:69%、40代以上:64%)。

AIの普及をきっかけに仕事選びの軸が変わったとした人は13%だった。この層では、「新しい分野に挑戦できるか」(39%)「経験・スキルが活かせるか」(38%)が重視される傾向が見られた。

調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:「エン転職」ユーザー
- 調査期間:2025年10月1日〜11月3日
- 有効回答数:2162人