楽天グループは1月5日、「楽天市場」のスマートフォンアプリに、エージェント型AIツール「Rakuten AI」を搭載したと発表した。
AIコンシェルジュがユーザーとの対話を通じてニーズを理解し、最適な商品選びのサポートと商品との新しい出会いを創出する。今後は提案精度の継続的な向上に取り組み、1人ひとりにパーソナライズした買い物体験の提供をめざす。
「Rakuten AI」は、楽天が「楽天エコシステム(経済圏)」におけるユーザーの体験向上と日々の生活サポートを目的に設計したエージェント型AIツール。「楽天市場」の商品情報や価格比較情報に加えて、気候、流行、社会情勢など世の中のトレンドもWebの自然検索結果から反映する。買い物の際に必要な情報を包括的に提供するという。
ユーザーは、「楽天市場」アプリのホーム画面右下にあるアイコンから「Rakuten AI」にアクセスし、希望予算、購入目的、活用シーンなどをテキストや音声、画像を用いて入力すると、ほしい商品を検索できる。
AIコンシェルジュからの質問に答えながら対話を進めることで、ユーザーの潜在的なニーズが明らかになりやすくなるという。これにより商品提案の精度が上がる。「楽天市場」の約5億点の商品群から、「Rakuten AI」がユーザーの条件や目的に合った理想の商品を提案するという。
2024年9月からソフトローンチ
楽天グループは、AI化を意味する造語「AI-nization(エーアイナイゼーション)」をテーマに掲げ、ビジネスのあらゆる面でAI活用の推進に取り組んでいる。「Rakuten AI」の開発はその取り組みの一環。
「Rakuten AI」は、「楽天市場」のアプリ内で2024年9月からソフトローンチしていた。ソフトローンチでは全ユーザーが利用できる状態ではなかったが、今回、全ユーザーが利用できるようにした。
2025年7月からは、楽天グループと楽天モバイルが「Rakuten AI」の本格提供を開始し、楽天モバイル契約者専用アプリ「Rakuten Link」に「Rakuten AI」を搭載している。
今後は楽天グループのマーケティングデータを活用し、ユーザーのニーズにより合致した商品提案を予定している。
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