中川 昌俊 2015/12/1 10:00

ECサイト構築パッケージ「w2Commerce」を提供するw2ソリューションは12月1日、リアル店舗とウェブ店舗で共通ポイントの利用が利用できるポイント連携の仕組みの提供を開始した。まず、レディースカジュアルウェア専門店「axes femme」を展開するアイジーエーに導入した。

オムニチャネルを行うには、基幹システムとECシステムを連携させる必要があり、資金的な面でハードルが高かった。w2ソリューションはECシステムと基幹システムをあわせて安価に提供。全社売上が年間50億円規模の事業者も手軽にオムニチャネル対策を行えるようにした。

「w2Commerce」にPOSレジとのポイント連携のシステムを実装した。店舗毎や商品毎のポイント還元率設定が全て「w2Commerce」で管理することが可能。顧客情報もECシステム側に統合し、オムニチャネル戦略を実現するシステムとした。

アイジーエーは2011年から「w2Commerce」を利用し、ECサイトの売り上げは毎年2桁増を継続し、ECサイトで購入するユーザーが順調に増加している。

一方、リアル店舗とECサイトでは別々のポイントを発行するなど、顧客情報やポイント情報が一元化できていなかったという。今回の施策で、顧客情報やポイントの一元化を実現。今後は分析を強化し、マーケティングに生かしていく考え。

w2ソリューションはリアルとWebのポイント連携を実現するシステムの提供を開始

従来のオムニチャネル向けシステムと同社が提供するシステムの違い
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