「LOWYA」のベガコーポがBtoB販売に進出、卸先の第1弾はイオン。めざすは「ネット専業D2C企業」から「OMO型D2C企業」
家具・インテリアのECサイト「LOWYA(ロウヤ)」を運営するベガコーポレーションは、創業以来初となる卸販売を開始した。
第1弾の卸先はイオンリテール。千葉市の「イオンスタイル幕張新都心」内に、「LOWYA」とイオンのホームファッションブランド「ホームコーディ」がコラボした売り場の展開を9月23日に始めた。
ベガコーポレーションはオンラインを中心に約18年、家具アイテムを販売。コロナ禍を経て多様化する暮らしのなか、顧客がより“インテリアを自由気ままに”選べる環境づくりをめざし、目で見て触れ、安心して購入できる場を増やすことを決断。顧客とのコミュニケーションを強化するために、実店舗で初めて展示・販売をすることにした。
イオンリテールは今後、「イオン」「イオンスタイル」店舗へ順次導入を進めていく。「ホームコーディ」と「LOWYA」の家具で、ファミリー向けから1人暮らしまで対応するコーディネートを提案。「食べる」と「くつろぐ」という切り口の合計13のスタイルで、家具を展示販売する。
ベガコーポレーションの浮城智和社長は次のようにコメントしている。
ネット専業であるがゆえに、お客さまからの「実物が見たい」という要望をいただいていた。この機会に、より多くのお客さまに実物に触れていただきたいと考えている。そのタッチポイントとして小売業界最大の企業であるイオンリテールのモール型ショッピングセンター内に売り場を持つことができ、大変うれしく思っている。イオンリテールとの取り組みを皮切りに、今後「LOWYA」がリアルなタッチポイントを創造し、お客さまとの新たな体験作りができる場所をつくっていくことをめざし、ベガコーポレーションが本社を置く福岡エリアに直営店を構える構想を計画している。「LOWYA」は継続してECに軸足を置きながら、リアル店舗を始めることで、リアル・デジタルの両側面から“次世代のライフスタイル“を発信していく。