松原 沙甫[執筆] 7:00

美容機器販売のヤーマンは中東地域に進出、サウジアラビアでの商品販売を始めた。現地向けのECサイトで「YA-MAN TOKYO JAPAN」ブランドなどの製品を展開するほか、首都リヤドの美容クリニックを通じた製品販売を始めた。

現地向けのECサイトでは、顔の下半分にアプローチして表情筋を鍛えるウェアラブルEMS美顔器「メディリフト プラス」、エステ機器の技術を応用した美顔器「フォトプラス プレステージ SP」、ローションを入れて使用する美顔器「ハイドラブライトスキン」の3製品を販売する。

現地向けのECサイトやリヤドの美容クリニックで販売する美顔器の1つ「メディリフト プラス」/YA-MAN TOKYO JAPAN
現地向けのECサイトやリヤドの美容クリニックで販売する美顔器の1つ「メディリフト プラス」/YA-MAN TOKYO JAPAN

ECサイトはアラビア語で展開。サウジアラビアを中心に、近隣の中東地域にも製品を届ける。中東での配送エリアはサウジアラビア、クウェート、バーレーン、UAE、カタール。

アラビア語で展開している中東向けのECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャ)
アラビア語で展開している中東向けのECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

「SKNクリニック」として展開する美容クリニックでは、「メディリフト プラス」「ハイドラブライトスキン」の2製品を扱う。リヤドでの美容クリニックの開設・運用を通じて、新たな市場創出をめざす。

リヤドで展開する美容クリニック「SKNクリニック」
リヤドで展開する美容クリニック「SKNクリニック」

サウジアラビアの年齢の中央値は29歳と若年層が多く、30歳未満が約63%を占める。2030年までの国家改革戦略である「ビジョン 2030」では、「労働力に占める女性の割合を22%から30%に引き上げる」という目標が掲げられており、女性の社会進出によって可処分所得と外出機会の増加による美容への意識の高まりが予想されている。

東京・銀座へ2024年11月にオープンしたグローバルフラッグシップストア「YA-MAN the store GINZA」にはサウジアラビアからの顧客も来店しており、現地展開の要望が寄せられていた。

ヤーマンはこれまで、中国、米国、欧州、東南アジアで14の国と地域において事業を展開しており、中東初となるサウジアラビアを含めると15の国と地域での展開となる。グローバル展開は今後も加速させる予定。

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