MMDLaboが実施した「ECサイト利用とそのAI利用の実態調査」によると、普段からECを利用しているユーザーが買い物するECサイトは「楽天市場」がトップで、「Amazon」「Yahoo!ショッピング」と続いた。そのユーザーの約半数がECサイトの利用時に「AIでサポートしてほしい」と回答。サポートしてほしい機能には「複数のサイト、ショップの価格や在庫をまとめて比較できる機能」「価格の変動を通知し、最安値を教えてくれる機能」などがあがった。
調査対象は18〜69歳の男女1000人で、調査期間は2025年11月14〜17日。
3大ECモールの利用者が大多数
調査対象1000人のうちECサイトを普段利用している496人によく使うECサイトを聞いたところ、最も多かったのは「楽天市場」で77.1%、続いて「Amazon」が75.2%、「Yahoo!ショッピング」が45.5%だった。
購入ジャンルは「食品・飲料」「日用品・化粧品」「衣料品」
ECで購入する商品を聞いたところ、最多は「食品・飲料」で45.3%、続いて「日用品・化粧品」が44.6%、「衣料品」が44.2%だった。
EC利用時の不便さは「レビューの信頼性」「広告」「自分に合うかどうか」
EC利用時に不便だと感じるかどうかを聞いたところ「不便だと感じる」が 54.4%、「特に不便と感じることはない」が45.6%だった。
ECサイト利用時に不便だと感じると回答した270人に不便な点を具体的に聞いたところ、最も多かったのは「レビューの内容が信頼できない」で30.2%、続いて「広告やメールが多い」が28.1%、「自分に合う商品かどうか判断しづらい」が27.8%だった。
「商品の比較がしづらい」が21.2%、「問い合わせ先がわかりにくい」が20.4%で続いた。
AIでサポートしてほしい人は約半数
ECサイト利用者496人を対象に、EC利用時にAIでサポートしてほしいか聞いたところ、「AIにサポートしてほしい」 が51.3%、「特にAIにサポートしてほしいことはない」が48.7%だった。
ECサイト利用時に「AIでサポートしてほしい」と回答した254人に、AIでサポートして欲しい機能を聞いたところ、「複数のサイト、ショップの価格や在庫をまとめて比較できる機能」が最多で41.6%、続いて「価格の変動を通知し、最安値を教えてくれる機能」が41.1%、「あいまいな言葉でも商品を探せる検索機能」が33.6%だった。これに続いて、「自分に合う商品をおすすめしてくれる機能」が31.7%、「レビューを自動で要約したり、信頼度を表示してくれる機能」が26.1%だった。
調査概要
- 調査期間:2025年11月14〜17日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:18歳〜69歳の男女1000人(※男女構成比に合わせてウエイトバックを実施)
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