成果が出る人と出ない人。その違いは「目的への執念」の有無かもしれません。今回の「ネッ担まとめ」では、「ラーメンを食べ続けたい」という動機を起点に生活すべてを変えた人の話から、努力の価値を考えます。「やらされてやる」のではなく「自分の意志でやる」ことこそ、継続と成果を生む鍵だと改めて気付かされます。
「ラーメンのために、健康になる」執念が人生を変える
年600杯ラーメンを食べてるのに「標準体型」「健康診断でも異常なし」…"食べ歩き歴25年"の44歳男が「絶対に太らない理由」が衝撃的だった | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/922303
20代半ば、健康診断の結果がすべてを変えた。前年までは優秀だった数値が軒並み赤字に転落し、問診の医師から開口一番、「井手さん、今年何がありました?」と言われた。何があったか――ラーメンである。
(中略)
その日、私は悟った。ラーメンを長く食べ続けたいなら、健康であり続けなければならないということを。
以来、私は自分の「ラーメン以外の」生活を整えていった。目的は一つ――一杯でも多く、死ぬまでラーメンを食べ続けるために。
人生の幸福度は、未知のラーメンに出会う回数に比例する。だから私は今日も、目玉焼きで朝を始める。無駄な炭水化物は摂らず、歩き、サラダを食べる。これらの努力のおかげで、体型は中肉中背を維持し、毎年の健康診断でも基本的に「異常なし」となっている。
健康とは、ラーメンを諦めないための装備だ。私はその装備を、一日として外さない。“長く食べる”は、才能ではなく、覚悟である。全ては、まだ知らない一杯のラーメンのために。
「才能ではなく、覚悟である」。名言すぎる。
ある種、井手隊長さんのなかではすでに習慣化していることなのでしょうが、日々、たくさんの小さな誘惑と戦って、健康診断の「異常なし」があるわけです。覚悟と継続、成果のために「捨てる」勇気。どのビジネスにも当てはまる本質をみた気がします。
「全ては、まだ知らない一杯のラーメンのために」。ただ、成果はラーメンなのが面白いですよね(笑)
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AIは主にWeb上の情報を拾っているわけですから、情報発信すればするほどAIに好まれるようになるはず。本質は変わらないですよね。
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とにかくまずは「情報提供」から。相手へのメリットと自分の特長を知ってもらった上で、ご紹介をいただいたんですね。
今週の名言
「別に入れなくてもいいチラシ」をなぜ作るのか…通販会社社長が明かす【客に会わない仕事】の"要諦" | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/919313
商品や仕事についての真面目な取り組み、商品には関係がないけれど健康に関する情報。スタッフやわたし、社長のちょっとしたプライベートなことまで。とにかく、全部手書き。
これは予算が無かったからでも、絵や字がうまいスタッフがいたからでもありません。戦略的に、です。
あえて「すべて手書き」にすることで、「この人たちは、良い人たちだな」「踏み倒してはいけない、踏み倒したくない人たちだな」と相手に感じてもらう、という目的のもと、一見すると非効率的にも見える「すべて手書き」を選んだのです。
(中略)
この結果、わかさ生活の集金率は1年目から「98%」になりました。
「この人たちを裏切りたくない」と思ってもらう。商品の品質や価格より、「人間らしい関係性」から生まれるものだということですね。
すべて手書きのチラシというアナログな工夫も、「信頼」を得るという視点では、極めて合理的な戦略なのかもしれません。
ECでも、信頼関係があればリピートされ未入金も減っていく。売り上げや効率性に目を向ける前に、「この人から買い続けたい」と思ってもらえる関係性を築けているか。その問いを、改めて突きつけられた気がしました。
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「ラーメンを食べ続けたい」という目的、一見するとめちゃくちゃくだらないのに、なぜかグッとくる。
好きなことをするために、他を徹底して整える。その覚悟があるからこそ、年600杯食べていても健康を維持できる。いや、逆か。その覚悟がないと健康が維持できない。
「成果のために他のすべてを『捨てる』覚悟」ですよね。