中川 昌俊 2015/12/4 11:30

不正注文検知サービスを提供するかっこは12月1日、不正注文を検知するASPサービス「O-PLUX」の料金体系を変更し、中小のEC事業者でも導入できるプランを新設した。あわせて「O-PLUX」を簡単に導入できる機能も追加した。

「O-PLUX」は約2000サイトが導入しているが、そのほとんどが大手サイト。導入しやすい料金体系や機能の追加で、月商数百万円程度の小規模ECサイトへの導入を推進していく。

かっこが提供するネット通販の不正注文に特化したサービス「O-PLUX」は近年、決済会社などからの引き合いが増え、企業ごとにカスタマイズして導入してきた。

こうしたことを踏まえ、次のようなプランを新設した。

  • 決済代行事業者向けの「O-PLUX Customize」
  • 通販事業者ごとにカスタマイズして提供する「O-PLUX Premium」
  • 審査件数に応じた月額変動費制を採用した「O-PLUX Standard」
  • 代引決済の不正に特化した「O-PLUX COD」
  • モールやショッピングカートと連携して小規模ECでも導入しやすい費用体系で提供する「Fraud Finder」

に分類。業態や事業規模によって導入しやすいようにした。

これまで通販事業者から注文データを受け取る際はAPIまたはCSVを用いていたが、新たにタグ方式を追加。導入が簡易で低費用で利用できるようにした。

EC市場では不正注文や受け取り拒否が徐々に増加し、市場拡大の妨げになっている。多くのEC事業者に不正注文検知サービスを提供することで、健全な市場拡大に貢献していくとしている。

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