中川 昌俊 2016/3/25 12:00

ヤマト運輸は3月24日、Amazonに登録しているアカウントやYahoo!JAPAN IDで「クロネコメンバーズ」に登録、ログインできるサービスを開始した。「クロネコメンバーズ」に簡単にログインできるようになるほか、今後各種サービスを連携させていくとしている。

クロネコメンバーズに新規登録する際、Amazonやヤフーに登録しているメールアドレスを利用することで、簡単に登録ができるようになる。また、クロネコメンバーズを利用する際、今まではヤマト運輸が発行するIDとパスワードでしかログインできなかったが、AmazonアカウントやYahoo!JAPAN IDでの利用も可能になる。

また、今後は、AmazonやYahoo!ショッピングの会員画面から、再配達の申し込みや配達場所の変更などクロネコメンバーズで提供しているサービスを利用できるサービスも順次開始する予定としている。

また、連携先も広げていく考えで、各ECサイトや他の大手モールでも利用できるようにしていく予定だとしている。

「クロネコメンバーズ」ログイン画面
担当編集者のコメント: 

今回のサービスは一見、小さな木の改善の1つのように見えるが、非常に大きな可能性を秘めていると考えられる。

実際、ネット通販を数多く利用している独身者であればわかると思うが、再配達の申し込みをネットで行うのは結構面倒だ。ヤマト運輸のクロネコメンバーズでは、ログインIDを覚えていなかったり、他社の配送会社では荷物番号や電話番号などを入力しなおさなければならない。そのため、電話したほうが早いとなるケースも多かった。

今回の連携で、Amazonの会員画面からから再配達ができるようになれば、追加で打ち込む必要などもなくなるだろうし、何より手間だと考えずにすぐに対応できる。

こうした細かな対応が、EC業界をさらに発展させる原動力になると思う。

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