瀧川 正実 2017/1/12 9:00

プロフェッショナル精神を重要視しています。会社とプロの関係性とは、成果を出せば報酬を増やし、成果がなければ報酬は下がる、という明快な法則です。

今のチームはプロフェッショナル精神の強いメンバーの集団である中、会社としてもプロを優遇し、プロに還元する制度をこれからも設けて行きたいと思います。Go、ロコンド!!!

2017年1月、申請不要での副業許可や給与アップインセンティブなどの制度を盛り込んだ新たな人事制度を導入したロコンド。田中裕輔社長は、人事制度の大改革に踏み切った理由をネッ担編集部にこうコメントを寄せてくれた。

ロコンドが採用した新人事制度は次の通り。

  • 年4回の人事評価委員会での職位見直し
  • プロフィット・シェア・インセンティブ(年1回の賞与)
  • 同じ区手当(本社、倉庫と同じ区に居住者への家賃補助制度(3万円/月にアップ)
  • 引っ越し手当(同じ区へ引っ越す場合、5万円までの引っ越し補助制度)
  • ディナー手当(ウェルカム手当、卒業手当、何でも手当。2,000円/回の飲み会補助費用)
  • 社割クーポン(全商品対象の社割制度、および、バースデークーポン)
  • 皆勤賞(5,000円/月。四半期連続で皆勤賞達成の場合はボーナスとして1万円)
  • 外部研修制度(行き放題)
  • 慶弔金制度(結婚、出産など)
  • 副業可(申請不要型)

新人事制度を導入したロコンドの田中祐輔社長

コメントを寄せてくれたロコンドの田中祐輔社長(2015年12月に編集部が撮影)

ロコンドが新人事制度の目玉としてあげたのが「プロフィット・シェア・インセンティブ」(PSI)。欧米企業に多く見られる、会社全体の業績結果に応じて支給する利益還元賞与であり、業界としては初の試みという。

ロコンドは年俸制を採用しているが、これに加えてPSIの賞与が加わることになる。正社員の場合、各人、職位および事業計画の達成度合に基づき、営業利益の0.01%~0.1%を個人がプロフィットシェア賞与として受け取ることが可能。ロコンドによると、「明確な会社の利益を社員に還元する制度となっている」とした。

2015年10月度に創業以来初めて単月黒字化を達成したロコンド。2016年2月期(第6期)の業績は、売上高(出荷高ベース)は前期比33.3%増の100億円、純損失が2億976万円(2015年2月期は6億3522万円)と損失幅が大幅に縮小し、今期(2017年2月期)の黒字転換も視野に入っているとみられる。

新人事制度の導入について、ロコンドは「会社の利益を社員に還元する為です」(広報)と断言。充実した福利厚生の導入によって採用をさらに強化、社員の生活を豊かにすることをめざしていくとしている。

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