博報堂生活総合研究所が全国の生活者を対象に実施した「生活者にきいた“2026年 生活気分”」調査によると、2026年の「世の中の景気」は「悪くなる」が前年比7.5ポイント増の45.2%となり、2015年の調査開始以降で最大となった。「良くなる」は前年比1.5ポイント減の9.3%、「変わらない」は同6.0ポイント減の45.5%だった。
2026年の景気予想
年代別では、年代が上がるほど「悪くなる」と答える割合が高い。20代は37.4%、30代は42.3%、40代は46.6%、50代は47.8%、60代は49.5%だった。
2026年の景気予想の理由で「悪くなる」と考える理由のトップは「物価上昇の継続・加速」で55.0%、「収入の減少」が14.1%で続いた。「良くなる」と考える理由は、「希望的観測」が23.5%、「新政権・新政策」が14.4%。物価上昇への不安が強い一方で、政策などによる景気の好転を期待する声も一定数あった。
なお、2025年の景気実感は「悪かった」が57.2%で、前回調査(52.0%)から5.2ポイント増加した。性別で見ると、女性は「悪かった」が63.4%で、男性の50.9%を大きく上回った。
2026年に「お金をかけたいもの」
2026年に「お金をかけたいもの」の上位は、1位が「ふだんの食事」で23.1%、2位が「旅行」で22.5%、3位が「貯金」で19.0%。前回調査で3位だった「ふだんの食事」が1位に浮上した。 「ふだんの食事」については、「今年(2025年)お金をかけた」が39.1%だったのに対し、「来年(2026年)お金をかけたい」は23.1%で、16.0ポイント低くなった。食品など物価高騰の影響を受けつつも、食という身近な分野で支出を抑制しながら、工夫して楽しみを見出そうとする生活者の意向が見られた。
3位の「貯金」は、「今年(2025年)お金をかけた」よりも「来年(2026年)お金をかけたい」が4.2ポイント高かった。そのほか、9位の「老後の暮らしの準備」は、「来年お金をかけたい」が8.4%、「今年お金をかけた」が6.1%で、差は2.3ポイントだった。長期的なお金の使い方や将来への備えに目を向ける傾向も見られた。
調査は2015年から毎年秋に実施。毎回、全国11都市圏に住む20~69歳の男女3900人に、翌年の景況感やお金の使い方などを聞いている。
調査概要
- 調査名:生活者にきいた“2026年 生活気分”
- 調査地域:全国11都市圏
(首都40km圏、名古屋40km圏、阪神30km圏、札幌20km圏、仙台20km圏、新潟30km圏、金沢20km圏、静岡20km圏、広島20km圏、高松30km圏、福岡30km圏) - 調査対象:20~69歳の男女3900人(男性1949人、女性1951人)
- 調査手法:インターネット調査
- 調査時期:2025年10月2日(木)~6日(月)
- 企画・分析:博報堂生活総合研究所
- 実査・集計:QO
