中川 昌俊 2017/2/3 11:00

千趣会が2月2日に発表した2016年12月期連結業績によると、衣料品販売の低迷などにより売上高は前期比3.9%減の1290億7400万円となった。

最終損益は売上原価の改善、物流費の低減などで2015年12月期の53億円の最終赤字から一転、14億2000万円の黒字に転換した。

カタログ、ECを中心とする通信販売事業の売上高は前期比6.5%減の1066億600万円。カタログ配布者からのレスポンスが減っており、カタログ経由の売上は前期比26.8%減の57億円に低迷。EC売り上げも減少しており前期比2.7%減の680億8300万円となった。

スマホ経由売り上げは伸長しており、売上高は350億9300万円。また、ネット売り上げ全体のうち47.6%を占めた。

在庫処分によるバーゲンや処分売上を減らしたことで売上原価が改善した。2015年12月から美濃加茂ディストリビューションセンターを稼働し、分散していた物流拠点を集約・統合。通販事業の営業損失は2億4000万円(前期は45億9700万円の営業損失)まで減った。

2017年12月期はDMPの活用で買い物率を向上させるほか、フィールライフ(旧JFRオンライン)の子会社化による売上増も見込まれる。連結売上高は10.5%増の1350億円、通販事業売上高は1119億3000万円を見込む。

また、カタログを再編し、媒体数を減らすことでカタログ発行部数削減を実施し、通販事業の営業利益を3000万円にする計画。

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