千趣会の前社長・星野裕幸氏が玩具のサブスクリプションEC「トイサブ!」の経営顧問に就任
子供用玩具のサブスクリプション・レンタルサービスを手がけるトラーナの経営顧問に、千趣会の前社長・星野裕幸氏が就任した。
玩具レンタルサービス「トイサブ!」「トイサブ!プラス」の事業が拡大期を迎える中、事業基盤と経営基盤の安定化を図るために星野氏の経営経験を生かす。
2月13日、トラーナが星野氏の経営顧問就任を公表した。
「トイサブ!」と「トイサブ!プラス」は、顧客が月額料金を支払い、子どもの年齢に応じた玩具を借りるサブスクリプション型のサービス。対象年齢は「トイサブ!」が0~3歳、「トイサブ!プラス」は4~8歳。現在、合計1500世帯以上が利用しているという。
「トイサブ!」の月額料金は1580~4240円。一度に4~6点の玩具が届く。玩具の交換サイクルはプランによって45日、隔月、半年に設定されている。顧客は、レンタル中の玩具を買い取ることもできる。
星野氏の経歴
星野氏は1959年生まれ。1982年に明治大学を卒業後、広告代理店の日広を経て千趣会に入社した。
営業やマーケティングなどに従事した後、1999年にEC事業の責任者として「ベルメゾンネット」の立ち上げを担当。2002年からは経営企画部門において、業務改革やブランディングなどに携わった。
2005年以降は主に新規事業開発やM&Aを担当し、ブライダル事業やカタログギフト事業、ペット用品小売事業会社の買収、中国における通販事業などを手がけたという。
2013年には子育て事業を行う「千趣会チャイルドケア」を設立。2016年に千趣会の代表取締役に就任した。2018年10月、業績不振の経営責任を明確にするため、代表取締役を辞任した。
星野裕幸氏は次のようにコメントしている。
前職の千趣会では、ウーマンスマイルカンパニーという企業ビジョンのもと、通販事業やウェディング事業など、女性を笑顔にするというコンセプトでいくつかの事業を運営してきました。 私は、女性のライフステージの中でも、特に出産~育児というステージが女性の一番大変な時期でもあるとともに、女性の人生の中で一番輝く時期でもあると思います。 そんな時期の女性を一人でも多く応援したいと思い、近年は保育所運営など子育て事業に力を入れてきました。 そうした中、志田さんそしてトイサブという事業に出会い、とても共感し、自分の子育て事業に対する想いを発揮できる機会でもあると感じました。 もっともっと多くの子供たちやご両親を笑顔にできるよう、トラーナの成長をサポートして行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。引き続きより良い、安定したサービス提供に向け、一同邁進してまいります。