新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

八代目儀兵衛に学ぶ「チャンスのつかみ方」。待っているだけではNG!「何かが起きる場所」に自分を置こう【ネッ担まとめ】

ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年8月22日~9月4日のニュース

石田 麻琴[執筆]

8:00

仕事をしていると、ときどき思いもよらないところから大きなチャンスがやってきます。ただ、それは本当に「偶然」なのでしょうか。チャンスそのものは偶然でも、日々の仕事で結果を残したり、人との接点を増やしたりすることで、その確率を高めることはできるはずです。今回の「ネッ担」まとめでは「チャンスの作り方」について考えていきます。

チャンスをつかむ人は、その前に準備をしている

認知度10%から60%の大躍進。八代目儀兵衛CMOが語る、会社の規模や予算に頼らない「マーケティングの突破法」 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/08/28/53169

雇用されている以上、「この人がいなくなると困る」と思われるくらいの存在価値を発揮できなければ、市場価値や待遇は上がりません。WILLERへ転職した際も、肩書きに頼って入社することに抵抗がありました。まずは現場の立ち位置で実績を出し、周囲の信頼を得ることから始めたかったんです(神徳氏)

(中略)

ターゲットである女性客への付加価値向上や、UIと裏側のシステム改善を愚直に積み重ねた結果、在籍した約3年半で約50億円もの売上増に貢献。自らの存在価値を数字で証明し、実力で部長職へと昇り詰めた。

結局、仕事で一番説得力があるのは「実績」なんですよね。知識や肩書きがあるかではなく「何を変えたのか」。

今回の八代目儀兵衛CMO・神徳氏の事例で面白いのは、何か特別な飛び道具で50億円の売り上げを伸ばしたわけではないこと。ターゲットを見直し、UIを改善して、システムを改善した。地道な改善を積み重ねて、大きな数字につなげたんですよね。

どうしてもマーケティングは派手な施策に目が向きがちですが、最後はやっぱり「やるべきことをやり続ける」、そこに勝るものはないんです。

同じ頃、当社が『カンブリア宮殿』で紹介され、それを見たセブン‐イレブンの商品開発担当から『おにぎりの品質改善について情報交換できないか』と問い合わせがありました。永松会長への直訴と現場からのコンタクト。2つの接点が重なった絶好の機会に、「せっかくなのでプロジェクトにしませんか」と提案したんです

(中略)

この協業も、知人に誘われたお花見の席に、就任直後のバーガーキングの野村社長が居合わせたことがきっかけでした。何がチャンスにつながるかは誰にもわかりません。だからこそ、外部の人と関わる場には泥臭く顔を出すようにしています(神徳氏)

チャンスって、予定表に「○月○日、チャンス到来」と書いてあるわけではありません。

見知らぬ問い合わせから始まることもあれば、知人に誘われた飲み会から始まることもある。何が仕事につながるかなんて、その瞬間には誰にもわからない。大切なのは、チャンスを予測することではなく、「何かが起きる可能性のある場所」に自分を置いておくことなんだと思います。

そして、いざチャンスが来たときに一歩踏み込めるか。AI時代になっても、こういう泥臭い部分は変わらないんでしょうね。

要チェック記事

爆速UIで話題! NewDaysセルフレジは本当に速かった | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/09/02/53224

この「Suicaでお支払」のボタン、私も最近まで知らなかったんですよ。毎回交通系ICのボタンを押していました。画面に触るのは1回だけなので早い!

AIで一度減った相談が、以前より難しい仕事になって戻ってきた | note | フルハ@CROのお悩みサポート
https://note.com/althyphen/n/ne959aff56d52

「実装できる」と「正しく実装できる」は別、まさにこの部分ですよね。正しく実装できているか人が確かめなければいけない。もっと言えば「お墨付き」はAIではできない。

AI検索でブランドを発見されやすくする方法(前編) | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/08/17/53117

たしかにAIを使うようになってから、Google検索でもキーワードではない「長文」で検索をするようになった気がする。「Gemini」が読み取ってくれるだろうと。

越境ECの海外展開事例|日本の野球用品を本場アメリカへ。フィールドフォースが挑む「ジャパニーズクリエーション」 | 世界へボカン
https://www.s-bokan.com/blog/post-43419/

野球というスポーツはこのようないわゆる「メジャーブランド」ではないブランドがたくさん生まれているんですよね。実はプロも愛用している。

営業するなら私の話を聞いてからにしてくれ | note | 松本健太郎
https://comemo.nikkei.com/n/nb985b5aa8d59

大切なのは「お客さまと同じ方向を向けるか」ということ。商談が終わったときに同じ方向を向いていなければ、ある意味失敗。スタートはいつも対峙から。

小田原の老舗梅干し店、世界で稼ぐ――「この外国人は何を言っているんだ」から逆転、築いた“売れる仕組み”|ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2608/14/news019.html

海外販売のマーケティングの話が中心かと思いきや、バックオフィスのオペレーションがメインの記事でした。後半のAI活用の記事もあわせて。

今週の名言

「届ける」から「選ばれる」へ。AI時代のメディア戦略とは? | 電通報
https://dentsu-ho.com/articles/9835

そして今、第3の段階が始まっています。「多対1」の時代です。

世界中の無数の情報やコンテンツをAIが学習・整理し、一人一人に最適な答えを返す世界へと向かっています。生活者はもはや自ら能動的に情報を探す必要はありません。企業が発信した情報は、まず生活者の「AIエージェント」という門番によって審査され、生活者の目に届くかどうかが決まります(カテゴリによってAIの影響度は異なる点は注意が必要。後述)。

「どう届けるか」という前提が崩れつつあります。今や「AIに選ばれるブランドであるか」という問いが、プランニングの出発点になりつつあります。

マーケティングの前提が大きく変わる話ですよね。

これまでは、基本的に「どうやってお客さまに届けるか」を考えてきました。しかし、その間にAIが入るようになると、まずAIから選ばれなければ、そもそも候補にすら入れない。ただ、だからといって、AI向けのテクニックを追いかけれるのは早計だと思います。チートの陳腐化は早い時代です。

良い商品やサービスを作り、お客さまに評価される。そして、その事実がきちんと情報として世の中に残されていく。結局やるべきことは、これまでと変わらないんですよね。


「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00 欧米トップ企業はなぜマーケットプレイス化を急ぐのか? BtoB企業の競争力を高める新潮流 4月21日 7:00 サステナブルな付加価値を「利益」につなげる新時代の成長戦略。Amazon提供の「Climate Pledge Friendly」プログラムの全貌+事業者のメリットを詳しく解説 2月24日 7:00 EC売上250億円規模のアルペンが語るOMOの裏側 ―ECシステム刷新、メディアコマース転換、評価制度 2月4日 8:00 AI時代を勝ち抜くEC戦略。レガシーシステムから脱却し、「Shopify」で実現するPDCA高速化とイノベーション 2025年12月23日 7:00 「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 2025年12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 2025年12月16日 7:00