石居 岳[執筆] 2022/10/18 9:00

アマゾンジャパンは、販売事業者のブランド構築の支援を強化する。

よりわかりやすいブランドの訴求が可能になる「商品紹介コンテンツの比較テスト」、商品紹介コンテンツ「ベーシックAプラスコンテンツ」のアップグレード版「プレミアムAプラスコンテンツ」の提供を開始。商品単位でマーケティングキャンペーンの効果を計測できる「検索分析ダッシュボード」の機能を強化した。

これらのツールは、ブランドの保護・構築のサービス「Amazonブランド登録」に登録している販売事業者に無料で提供する。

「商品紹介コンテンツの比較テスト」は、よりわかりやすい商品の詳細ページを作成することで、顧客の商品購入転換率(コンバージョン率)の向上が期待できる機能。商品詳細ページ上の商品名やメイン画像、商品紹介コンテンツ(Aプラス)の説明文のABテストを行い、より良い結果が得られたコンテンツを商品詳細ページに自動的に反映できる。

Amazonの機械学習で推奨される商品画像や商品名を確認することが可能。この機能を導入した海外の販売事業者は、商品詳細ページの最適化を図った結果、売り上げが最大25%増加したという。

「プレミアムAプラスコンテンツ」は、ブランド構築のために従来から提供していた商品詳細ページに表示される商品紹介コンテンツ「ベーシックAプラスコンテンツ」のアップグレード版。複数のビデオやスライドショー、商品に関するQ&Aなど、訴求力の高いモジュールを追加し、商品詳細ページの内容を充実できる。この機能を導入した海外の販売事業者は、プレミアムAプラスコンテンツを利用したブランド商品の売り上げを最大20%増加したという。

「検索分析ダッシュボード」は、顧客の関心や買い物傾向をデータで確認できる機能。ブランドオーナーは検索語句や商品のパフォーマンスデータを、商品単位で確認できるようになった。マーケティング活動の効果を簡単に測り、リピート購入や新規顧客の獲得につなげることができるようになる。

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