新たに誕生する「Vポイント」経済圏とは? Tポイント+VポイントをCCCグループと三井住友グループが統合へ
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCMKホールディングス(CCMKHD)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、三井住友カード(SMCC)は、SMBCグループの「Vポイント」とCCCグループが提供する「Tポイント」を統合し、新たな「Vポイント」として2024年春をめどに提供を始める。
「Vポイント」は、有効ID数約1億3000万のTポイント、世界中のVisa加盟店で使えるVポイントが統合して生まれる新たな共通ポイント。
現在全国約15万店あるTポイント提携先で「Tカード」「モバイルTカード」を提示すると、現金による決済でも貯めることが可能。
Visa加盟店を含めた世界1億店以上のクレジットカード加盟店において、三井住友カード発行のクレジットカードやOliveフレキシブルペイ、「三井住友銀行」「SMBC日興証券」「SMBCコンシューマーファイナンス」「SBI証券」などの利用でもポイントが貯まる。
今後、Tポイントアプリに、貯まったポイントを世界のVisa加盟店での支払いに利用できる決済機能を搭載する予定。
マーケティング支援でも協業する。三井住友カードはキャッシュレスデータ分析サービス「Custella」を通じて、クレジットカード加盟店へマーケティング支援を実施。CCCMKHDはTポイント提携先へデータベースを活用したマーケティングサービスを提供している。三井住友カードとCCCMKHDはマーケティング分野でも協業し、事業者のマーケティング支援を実施する。
新ポイントサービスの提供に向け、三井住友フィナンシャルグループと三井住友カードは2023年4月10日、CCCMKHDへ出資。これは2022年10月に発表した「SMBCグループとCCCグループによる資本・業務提携に関する基本合意」に基づくもので、CCCMKHDは発行済株式の60%をCCC、40%をSMBCグループが保有する会社となる。