作業着スーツの「WWS」、“血行促進スーツ”で ウェルネス市場に参入 。新レーベルの特徴+開発の狙いとは?
作業着スーツ発祥のボーダレスウェアブランド「WWS(ダブリューダブリューエス)」を手がけるオアシスライフスタイルグループは10月17日、新レーベルの「WWS Health+」を立ち上げ、ウェルネス市場に参入した。第1弾としてイフミックウェルネスが扱う集積機能性ミネラル結晶体「IFMC.(イフミック)」を採用し、血行促進でビジネスマンを支えるウェルネススーツ「Health+スーツ」を開発して応援購入サービスの「マクアケ」で先行販売を開始した。
従来の「機能性スーツ」に「着るだけで血行促進」効果を追加
「WWS」は水道工事会社のユニフォームとして開発され、服のジャンルの枠を超えて“スーツ型作業着”という新市場をけん引してきた。自社開発素材「アルティメックス」を使用し、洗濯機で丸洗いできてシワになりにくく、ストレッチ性と3時間程度で乾く機能性と快適さを実現。2018年3月からの累計販売数は22万着、導入企業数1900社を突破している。
「WWS」販売当初は作業着として着用する割合が高かったが、現在は機能性スーツとしてビジネスマンがメインの購入層となっているという。
新レーベルは、海外への往来が再開し、人の動きが加速し始めたなかで、ビジネスマンにさらに快適なスーツを提供したいと考え、「イフミック」にたどり着いた。同素材を「WWS」に加工し、身体に接近することで血中の一酸化窒素が拡散し、血管拡張による血行促進効果が期待できるとする。
「シルエット」「着やすいデザイン」にもこだわり
新商品は「イフミック」の効果を最大限に引き出す「Helth+」専用のシルエットで、ジャケットはウエストにゆとりを与え、パンツはワンタック入りでストレスを感じにくいデザインに仕上げた。
また、ジャケットは圧迫感がなく動きやすいサイドベンツ仕様で、パンツポケットにアプローチししゃすく、脚長効果が期待できるほか、シーンに合わせて出し入れ可能なチーフ付きとなる。
パンツはベルトなしでも着用できるようにドローコードを搭載。総ゴムのためストレスフリーに着用できる。
「Health+スーツ」のジャケットは税込2万6400円、パンツは同1万8700円で、カラーはダークネイビーとブラックの2色。サイズはS~3Lまでの5種類となる。「マクアケ」での応援購入者への商品配送は来年2月中旬以降を予定している。
オアシスライフスタイルグループは「Health+スーツ」のS~Lサイズの全カラーを試着できるブースを設置。「WWS」のフラッグシップストア新宿では10月18日~12月12日まで、期間限定店のグランフロント大阪店は11月5日まで開設している(※この記事は10月26日に「通販新聞」が配信した記事を転載しており、記事中の表記は配信時点のままで掲載しています。現在、グランフロント大阪店のブースは終了しています)。
ワイシャツ、Tシャツへの展開拡大に意欲
同社では、「リカバリーウェアやウェルネス市場では遠赤外線に注目が集まっているが、当社はそれとは異なる技術をとり入れたいと考えていたときに『イフミック』に出会った」(関谷有三CEO)とした上で、「作業着スーツの市場を作った当社としては、快適のその先をめざし、着るだけで血行促進が期待できるスーツを開発した。実績のあるスーツからスタートしたが、ワイシャツやTシャツなどにも『Health+』の商品群を広げていきたい」(同)という。
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