日本航空が始める旅行商品販売のライブコマース「JALPAK LIVE」とは
日本航空(JAL)は11月2日から、旅行商品をライブコマースで販売する取り組みを始める。
名称は「JALPAK LIVE」。国内・海外・訪日ダイナミックパッケージの企画・販売などを手がけるグループ会社ジャルパックと協業する。
「JALPAK LIVE」では、日本全国各地の観光スポットや文化、地元の宿泊施設、観光施設といった情報をライブコマースで配信し、旅行商品を販売する。
1回目のライブコマースは、「JALサ旅ダイナミックパッケージ」を紹介、販売する。番組は当日20時、提携パートナーである「スカイスパYOKOHAMA」から生配信する。JALとジャルパックの社員、「スカイスパYOKOHAMA」のスタッフが出演し、館内やサウナ室内からの中継、配信でしか聞けない話などを通して、サウナ施設・サ旅(サウナ旅行)の魅力を紹介する。視聴者限定の抽選特典も用意する。
ライブコマースを始めるのは、オンライン予約の普及、個人旅行の増加、店舗の統廃合によって旅行代理店の店舗数が減少し、消費者と対面による接客機会が減少したため。オンラインを通じて直接的に消費者とやり取りしながら、1人ひとりの消費者ニーズに適した商品を提案する販売手法としてライブコマースのスタートを決めた。
「JALPAK LIVE」は、BIPROGY(前日本ユニシス)が提供するライブコマース配信・管理サービス「Live kit」を導入して環境を整えた。映像を使った配信者との双方向コミュニケーションで、視聴者の購入意欲を向上させて販売促進につなげることが可能という。
視聴者は会員登録なしで、PCやスマートフォンからJALのWebサイトにアクセスし、「Live kit」に接続することでライブ配信を閲覧できる。気になった商品はその場で購入することが可能。