松原 沙甫[執筆] 5/16 9:00

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング傘下のジーユーは2024年秋、米国ニューヨークに初の海外旗艦店を開店する。同時に現地向けのECサイトをオープン、米国全土に商品を販売する体制を整える。

開設する旗艦店「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」は、売り場面積950平方メートル(約290坪)で2階層(地下・1階)。展示商品はウィメンズ、メンズの衣料品ほか、シューズ、バッグ、アクセサリーをラインアップする。ECサイトも実店舗と同じ品ぞろえで展開する。

「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」の開設は、海外顧客を対象にジーユーのブランドコンセプトや最新情報を発信するショーケースのような店舗と位置付ける。2022年秋、米国にオープンしたポップアップストアは、2024年夏に閉店する予定。

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング傘下のジーユーは2024年秋、米国ニューヨークに初の海外旗艦店「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」を開店
「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」のイメージ

ユニクロの姉妹ブランドとして2006年に発足したジーユーは現在、日本を中心にアジアで約470店舗を展開。アジア圏以外の正式出店は米国が初めてとなる。2023年9月にはニューヨークに商品本部を設置してグローバル水準での商品開発を推進している。

今後は現地でデザイナーやパタンナーなどの人材採用を強化し、商品開発拠点としての基盤づくりを推し進めることで、さらなる事業拡大をめざすという。

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