松原 沙甫[執筆] 9/30 9:00

ecbeing傘下のエートゥジェイは9月26日、クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」が、GMOペイメントゲートウエイ(GMO-PG)のオンライン総合決済サービスの接続方式「OpenAPIタイプ」と連携を開始したと発表した。

システム連携によって、「メルカート」上で「OpenAPIタイプ」の利用が可能となる。この方式では、決済手段の追加コストを従来の10分の1に抑えることが期待できるという。

また、決済別のテストマーケティングも容易になり、市場のトレンドやサイト利用者に適した決済方法を効率よく選定できるとしている。

経済産業省によると、2023年の国内キャッシュレス決済比率は39.3%(126.7兆円)に達した。ただ、決済手段が多様化しており、自社ECサイトにどの決済手段を採用するか、運営企業にとっては重要なテーマとなっている。

決済手段を追加する際は通常、決済ごとにシステムの連携開発が必要となり、1~3か月ほどの期間と投資が必要となる。そのため、決済市場のトレンドや普及状況の変化に応じてタイムリーに決済手段を採用するのが難しいケースが多いという。

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