国による「ふるさと納税」ポイント還元禁止、反対は5割超、賛成派9%

「反対」が52.8%と過半数を占め、「賛成」は9.1%にとどまることがわかった。

鳥栖 剛[執筆]

8月25日 7:30

ギフト特化型Webメディアの運営などを手がけるグルーヴは、ふるさと納税の入門者向けサイト「はじめてのふるさと納税」で2025年10月から始まる「ふるさと納税サイト経由でのポイント還元禁止」に関する消費者意識の調査を実施、その結果を公表した。

それによると「反対」が52.8%と過半数を占め、「賛成」は9.1%にとどまった。

「賛成」は9.1%にとどまった

ふるさと納税サイト経由でのポイント還元禁止についての賛否を聞いたところ、「反対」が52.8%と過半数を占め、ポイント還元がふるさと納税の魅力の1つとして、多くの消費者に定着していたことがわかった。一方で、「賛成」は9.1%と少数派にとどまるものの、制度本来の目的である「自治体の支援」という観点を重視する声もあった。

「どちらでもない」は38.1%。グルーヴは制度変更の詳細や影響について、まだ判断しかねている、様子を見ている消費者が多いようだとしている。

総務省は2024年6月28日に「ふるさと納税の指定基準の見直し等」を公布し、2025年10月1日から、ふるさと納税の寄付に伴いポイント等の付与を行う事業者を通じた募集を禁止する旨を告示した。また、2024年10月からは返礼品を強調した宣伝広告の禁止、返礼品の内容と自治体との関連性についての規定などを厳しくする旨も盛り込んでいる。

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査主体:はじめてのふるさと納税
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:20代~70代以上の男女1009人
  • 調査期間:2025年7月16日~7月30日
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00