大嶋 喜子[執筆] 9/9 6:30

まくらの子会社で、「ふるさと納税」の入門者向けサイト「はじめてのふるさと納税」を運営するGroovが実施した「ふるさと納税」制度の認知度や利用実態調査によると、利用した「ふるさと納税」サイトは「楽天ふるさと納税」がトップだった。ポイント還元や利便性が評価されている。

調査対象は全国の20代~70代以上の男女1009人で、調査期間は2025年7月16日~30日。

利用経験があるサイトは「楽天ふるさと納税」が過半数

「ふるさと納税」の利用経験者に、返礼品を選ぶ時に利用したことがあるWebサービスを聞いたところ、最も多かったのは「楽天ふるさと納税」で62.7%、続いて「ふるなび」が13.0%、「さとふる」が12.5%だった。

返礼品を選ぶときに利用しているWebサービス
返礼品を選ぶ時に利用しているWebサービス

サイトを選ぶ主な理由は「ポイント還元」「利便性」「限定感」など

利用しているWebサービスを使う理由を聞いたところ、利用者が多い「楽天ふるさと納税」「ふるなび」「さとふる」については次のような意見があった。

楽天ふるさと納税

「楽天ポイントがたまるから」「楽天市場をいつも使っているから」「クレジットカードが楽天で、ポイントが付くため」「ポイントアップの日に利用するため」といった声があがった。

ふるさと納税ポータルサイトの利用状況が「楽天ふるさと納税」に集中していることについて、Groovは「楽天ポイントによる高還元、普段の『楽天市場』での買い物と同様の利便性、検索性やレビュー機能の充実などがある」と考察している。

ふるなび

「Webページが見やすく欲しい商品を選びやすいから」「Amazonギフト券の還元キャンペーンが魅力で、特に高額寄付時にお得感がある」「CMでの知名度があるから」といった声があがった。

さとふる

「CMでよく見かけるため、信頼度は高い」「LINEと連携しており手軽にできる」「ポイント還元率が高いから」といったコメントが見られた。

返礼品を選ぶときに利用しているWebサービスについて、その理由(抜粋)
返礼品を選ぶときに利用しているWebサービスについて、その理由(抜粋)

情報収集源の主流はインターネット

「ふるさと納税」に関する情報の収集方法は、「インターネット」が最多の73.2%、続いて「家族や友人」が15.0%、「テレビ・ラジオ」が7.6%だった。

Groovは「各ポータルサイトのランキング・比較機能や、SNS・YouTube上のレビュー動画などを通じて情報を得ている人が多い一方、初めて利用する人や高齢層にとっては身近な人からの勧めが大きなきっかけになっている」と推測している。

ふるさと納税に関する情報をどこで得ているか(複数回答可)
ふるさと納税に関する情報をどこで得ているか(複数回答可)

調査概要

  • 調査主体:はじめてのふるさと納税
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:全国の20代~70代以上の男女1009人
  • 調査期間:2025年7月16~30日
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