ワークマンが公式アプリをリリース。「失望とお叱りの声」を受けタイムリーな情報を配信できる体制を構築

ワークマンにはSNSで話題になった製品に対して、「どこで買えるかわからない」「買いに行ったけど売ってなかった」などユーザーから「多くの失望とお叱りの声があった」(ワークマン)という。

鳥栖 剛[執筆]

8月26日 9:00

ワークマンは9月1日、「ワークマン公式アプリ」をリリースする。

ワークマンにはSNSで話題になった製品に対して、「どこで買えるかわからない」「買いに行ったけど売ってなかった」などユーザーから「多くの失望とお叱りの声があった」(ワークマン)という。アプリを通じて製品情報の検索、店舗検索などをタイムリーに届ける。

アプリでは、先行予約販売情報や新着商品、話題性の高い商品情報を気軽に取得できるようにする。特集ページではコラボ企画商品やスタッフおススメ商品ランキングなどの情報を発信。新規会員登録するとECサイトと連携でき、スムーズな買い物ができるという。

なお、「ワークマン公式アプリ」では、2024年に話題となり多くの店舗で在庫切れ状態が続いた「着る断熱材」こと「XShelter断熱ウェア」といった製品の先行予約販売を実施する。

「XShelter断熱ウェア」は16アイテムを扱う。2024年にオンラインストア予約販売分2万点が開始後わずか4日で完売、その後も店頭販売分が3か月で20万点と大注目を集めた。アプリ先行販売では前年の2.5倍となる約5万点を用意する。「XShelter断熱ウェア」は外部環境(冷気、暑さ)を遮断し衣服内の温度を一定に保つことで究極の「無感覚状態」を作り出す製品。

累計販売数170万点を突破したワークマンのリカバリーウェア「MEDIHEAL」も先行予約を受け付ける。同商品は今秋より本格的に一般向けをターゲットにして生産を開始。これまで多くのユーザーから「どこの店舗に行っても買えない」「すでに完売状態だった」とお叱りの声をいただき、今年は総計画数を昨年の10倍にして展開し、9月1日より店頭販売を開始する。「ワークマン公式アプリ」では10月から販売開始予定の5アイテムを先行予約販売として14万点用意するという。

現在、ワークマンのオンラインストア・メルマガ会員は120万人。2年後の2027年には500万人のアプリ会員の獲得をめざすとしている。

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