雑誌定期ECの富士山マガジンサービスがマザーズ上場へ
調達資金の全額を広告宣伝費に充て、雑誌の定期購読市場の拡大をめざす
雑誌の定期販売サイト「Fujisan.co.jp」を運営する富士山マガジンサービスは6月3日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認を受けたと発表した。上場予定日は7月7日。
上場に伴い、5万株の公募と12万9800株(オーバーアロットメント2万6900株)の売り出しを行う。公開価格の決定は6月26日。公募増資によって調達する資金は、全額を広告宣伝費として充当する予定。株式上場による知名度向上を利用して、定期購読市場拡大につなげる。
富士山マガジンサービスは2002年にネットエイジ(現ユナイテッド)のインキュベーション事業として代表取締役社長の西野伸一郎氏を中心に設立し、雑誌定期購読サービスをスタート。
2007年にデジタル雑誌販売サービスを開始。2010年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と資本業務提携した。6月3日時点の「Fujisan.co.jp」が取り扱う雑誌数は1万250誌、総登録ユーザー数は約196万人。
富士山マガジンサービスの2014年12月期の売上高は19億4152万円、経常利益が2億391万円、純利益が1億2669万円となっている。
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