やっぱりEC業界は人材不足? 「通販転職」の求人案件が前年比4.4倍に急増
運営する通販・EC業界専門の転職サイト「通販転職」の募集案件の傾向をまとめた
通販・EC業界専門の転職サイト「通販転職」を運営するアドブレイブによると、2015年の求人案件数は前年比152%増の239件となり、なかでもEC関連の求人案件が前年比4.4倍に急増しているという。「通販転職」に登録する人材や企業側の募集案件の2015年における傾向などからわかった。
EC関連の求人案件が急増する理由について、「通販転職」のクライアント企業からのヒアリングを分析すると、
- 通販業界でEC施策が進化していること
- 異業種の新規参入が進み、新たな通販サイト・サービスが増えていること
- EC関連の人材は慢性的に不足気味であること
- EC関連の人材は所属企業の待遇も良く、優れた人材が市場に出にくいこと
- EC関連の人材は育成に時間がかかり、スキルを磨いている段階の人が多いこと
の5つの要因があげられるとしている。
求人案件、登録者数ともに増える一方で、マッチングにつながっていない現状も明らかになっている。
その理由について、通販・EC企業は若くてスキルを持つ人材を求めている。その一方、30代後半以上はこれまでの考え方や手法を変えられない世代と捉えられ、募集が少なくなっているようだ。「通販転職」の登録者は、30代が39%、30~40代が75%を占めるなど、企業が求める人材のキャリアと年齢にギャップが出てきていると分析している。
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