中川 昌俊 2017/1/18 13:00

アマゾンジャパンは1月18日、新たな製品の開発を行うスタートアップ企業向けにマーケティングや販売、配送をサポートするサービス「「Amazon Launchpad(ローンチパッド)」の提供を開始した。

スタートアップ企業の商品を扱い、他のサイトでは販売していないような革新的な商品をAmazon内で販売。他のECサイトとの差別化につなげていく。

スタートアップ企業などが、クラウドファンディング・プラットフォームなどを用いて資金を集めて製品を開発するスタイルは一般的になりつつあるが、作り上げた新しい製品をいかに売るかが問題となっている。「Amazon Launchpad」はこうした課題を解決し、販売面でサポートする。

Amazon内に商品詳細ページを作ることができる。ページ内では動画を使った商品のPRが行えるほか、製品制作までのストーリー、会社理念など、通常のAmazon出品者ではできないページ作りが可能。

露出面でも、専用ストアページで新興ブランドのさまざまな新製品を紹介。ユーザーへアピールできるほか、Amazonスポンサープロダクトを利用する際にも優遇する。

また、グローバル展開する際にも、世界各国のAmazonでビジネスの成長をサポートするとしている。

Amazon Launchpadストア

出品にかかるコストは通常企業のAmazonへの出品と同様、売り上げの8~20%(商材によって規定)がかかる。アマゾンの物流サービスFBAの利用はほぼ必須となる(大型商材など一部商品は利用が必須ではない)。

「Amazon Launchpad」に参加したい場合は、ネット上からの申し込みも可能だが、基本は提携しているベンチャーキャピタルからの推薦が必要となる。

アマゾンジャパンセラーサービス事業本部統括事業本部長の星健一氏はこの日行われた記者会見でAmazon Launchpadの有用性について以下のように語った。

スタートアップに対し、販売する場を提供するだけでなく、配送、運転資金などの面でも支援する。さらに、通常の出品では、それぞれの企業にページ制作を行ってもらうが、Launchpadでは専門のコンサルタントを付け、しっかりサポートしていくほか、海外進出についても支援していく。

Amazon Launchpadについて説明するジャスパー・チャン社長(右2)ら
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