オールアバウト、酒類販売のシャディ―を子会社通じて買収、食品・飲料のECを強化へ
シャディ―は酒類販売業免許を有しており、子会社が手掛ける試供品提供サービスとの相乗効果を図る
オールアバウトは7月31日、子会社を通じて酒類の販売を手掛けるシャディーを1500万円で買収した。シャディーは酒類販売業免許を保有しており、子会社が手掛ける試供品提供サービスとの相乗効果を図る。酒類の取り扱いを今秋をめどに開始し、食品・飲料に特化したECサービスの強化につなげる。
ネット上で試供品提供サービス「サンプル百貨店」を運営する子会社、オールアバウトライフマーケティングがシャディーの全株式を取得。完全子会社化した。
「サンプル百貨店」は主婦会員80万人を抱える試供品提供サービス。中でも定価の半額から1/3で新商品や定番商品が試せる「ちょっプル」が好調という。食品類の取り扱いも多く、オールアバウトライフマーケティングは食品・飲料の領域でのトライアルEC事業は強化したいと考えていた。
シャディーは酒類販売業免許を有しており、子会社化で酒類を中心とした品揃えの強化を図る。「今秋をめどに、日本国内で生産した酒類を『ちょっプル』で取り扱うことを予定している」(オールアバウト広報)と言う。
シャディーの2014年3月期業績は、売上高が前の期比約17倍の9億2300万円、営業赤字は100万円(前の期は100万円の黒字)、経常赤字は200万円(同100万円の黒字)、当期純損失は200万円(同100万円の黒字)。
オールアバウトライフマーケティングはシャディー株式を、外食産業の管理システム開発などのジー・コミュニケーションから取得した。
これは広告です