「会社員の副業が増えた」──アフィリエイターに聞いた「副業」に関するアンケート
ファンコミュニケーションズは12月14日、「第1回 アフィリエイト参加者に聞く副業実態調査」の調査結果を発表した。同社が運営するアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」のメディア会員(アフィリエイト参加者)1,013名が対象。
主婦を本業にあげる女性が大幅減
同社の2014年の調査と比較すると、アフィリエイト専業者は6%から19%に増加。アフィリエイトでの平均月収が30万円以上と回答した人が3%から5%に増えるなど、3年前より「稼げる層」が厚くなった結果となった。
女性の属性は「主婦」が2014年の46%から今回は30%に大幅減し、「会社員」「自営業」「その他職業」は増加しており、会社員やフリーランスなど仕事を持つ人が増えた。
副業OK企業の社員は4割程度
「所属企業が副業OK」と回答した会社員は42%。「副業NG」は26%という結果だった。
地域別では近畿地方が「副業OK」36%(全国平均比-6ポイント)、「副業NG」35%(同+9ポイント)と副業に厳しい様子が目立った。
東京都を除く首都圏も「副業OK」38%(同-4ポイント)と副業を許可している企業が少なく、東京都あるいは地方の方が副業への許容度が高い傾向が見られた。
東京都の副業会社員は56%が複数の副業を持っているのに対し、近畿地方の副業会社員の69%はアフィリエイト1本となっており、全体的に副業に関してあまり活発でない様子が伺える。
昼休みに副業にいそしむ副業会社員も
副業会社員の主な作業時間帯で最も多いのは「夜・帰宅後」で88%。次いで「昼休み」25%、「朝・出社前」19%という結果だった。「朝活」よりも「ランチ副業」をしている人が多いことがわかった。
毎日副業する会社員では夜の比率が少し下がり、朝と昼が大きく伸びる。1回当たりの作業時間と副業収入も副業会社員全体より多く、毎日副業する会社員はしっかり作業ししっかり稼ぐ人が多かった。
投資や運用にも関心が高い。運用資金はアフィリエイトで獲得
実施中の副業では「投資・運用」が4位にランクインした。「投資・運用」は副業収入の使い道と来年チャレンジしたい副業でも3位だった。
実施中の副業では通勤型よりネット・在宅型が多く、時間や場所を制限されない副業に人気が集まった。中でも隙間時間に地道にお小遣い稼ぎが出来る「ポイントサイト」や「アンケートモニター」を実施中の人が多かった。
来年チャレンジしたい副業では「アフィリエイト」は引き続き1位になったが、「株・FX・その他投資」が「ポイントサイト」と「アンケートモニター」を逆転。空き時間を有効活用できるタイプの中でも、仕組みを作ることで作業時間に対して大きなリターンが得られる可能性のある副業への関心度が高まっている。
同社では下記のようにコメントしている。
アフィリエイトを始めたきっかけは本業や将来に不安を抱いたり複数の収入源が必要と感じる人、何らかの事情で働き方を変える必要が生じた人が多い。ゆくゆくは独立したい、アフィリエイト収入のウェイトを増やしたいと考える人も多い一方、本業を辞めなくても両立しやすい点に魅力を感じている人も多く、空き時間を有効活用して作業している人が多い。アフィリエイトが働き方の選択肢を増やすことに貢献している様子が伺える。
一度作った仕組みが上手く回れば手を動かさない時も収入が発生する点に夢や可能性を感じる人が多く、アフィリエイトでリスクを抑えながら余裕資金が作れたら投資・運用にもチャレンジしたいと考えている人が多かった。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国のA8.netメディア会員(アフィリエイト参加者)
- 有効回答数:1,013人(男性:507人/女性:506人)
- 調査実施日:2017年10月24日(火)~11月22日(水)