「楽天市場」の商品の配送状況を顧客に通知、不在再配達の削減へ
商品出荷時や不在再配達の際などに、楽天市場のアプリなどで通知を送る
楽天は11月29日、「楽天市場」で販売した商品の配送状況を顧客に通知する新機能を導入した。独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」で配送する商品が対象。通知機能の対象商品は順次拡大する。
商品の発送完了時や、配達店を出発した際に顧客に通知する。荷物が再配達になった際や、再配達当日、配達完了時などにも通知が届く。
通知の方法は3種類。
- 商品の配送状況を楽天市場内で確認できる「お知らせ」機能
- 「楽天市場アプリ」のプッシュ通知
- 無料通話・メッセージングアプリ「Rakuten Viber」でのメッセージおよびプッシュ通知
通知が不要な場合は「設定」ページから配送情報通知をオフにすることもできる。
楽天は今後も通知手段の多様化を進めるなど、機能改善を図るとしている。
楽天が掲げる「ワンデリバリー」構想の一環
配送状況の通知機能を開始したのは、楽天が進める「ワンデリバリー構想」の一環。
楽天は、国内物流業界で不在再配達の増加や人手不足などが社会問題化したことを受け、「楽天市場」における商品の注文から配送までを一気通貫で管理する包括的な物流サービス「ワンデリバリー」構想を打ち出した。
現在、独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」や「楽天スーパーロジスティクス」など、さまざまな施策を進めている。
「Rakuten EXPRESS」は、グループ会社のRakutenDirectが販売している生活用品や日用品のほか、「楽天ブックス」の商品を配送する楽天独自の配送サービス。2018年9月には、「楽天市場」の出店者向けの物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で受託した一部の荷物も対象に加えた。
東京23区と東京都14市、千葉県4市、横浜市と川崎市の一部地域、大阪府や埼玉県の一部地域などで配送サービスを展開している。
「楽天スーパーロジスティクス」は、「楽天市場」の出店者の商品の保管から出荷まで、楽天が一括で担う総合物流サービス。ギフトラッピングや販促物の封入など、店舗ごとの個別作業要件にも対応する。
これは広告です