日本はデジタルシフトが遅れてる? デジタル化の阻害要因上位は「予算」「リソース」「組織内のスキル」「ノウハウ」「戦略とビジョン」の不足
デルテクノロジーズが42の国と地域で企業のデジタル化の進捗状況を調査した
デルテクノロジーズが42の国と地域で実施した、企業のデジタルトランスフォーメーションの進捗状況に関するアンケート調査によると、「デジタルへの取り組みが進んでいない」と回答した割合は日本が42か国でもっとも高かった。
42の国・地域における大規模~中規模企業のビジネスリーダー(経営幹部レベルからディレクターまで)4600人を対象に、企業のデジタル化の進捗状況を聞いた。
「デジタルへの取り組みが進んでいない」と回答した比率が高い国は、1位が日本、2位がデンマーク、3位がフランス、4位がベルギー、5位がシンガポールだった。
逆に、取り組みが「進んでいる」と回答した比率が高い国の上位5か国は、1位からインド、ブラジル、タイ、メキシコ、コロンビアとなっている。
日本において、デジタル化の成功を阻害する要因として上がったのは、「予算およびリソース不足」が42%でもっとも多い。次いで「組織内のスキルおよびノウハウの不足」(31%)、「一貫したデジタル戦略とビジョンの不足」(24%)、「データのプライバシーとサイバーセキュリティに関する不安」(23%)、「ビジネスのスピードに見合う適切なテクノロジーの不足」(22%)だった。
今後1~3年間におけるテクノロジーへの投資分野は、日本では「AI(人工知能)」が51%でトップ。2位以下は「サイバーセキュリティ」(49%)、「マルチクラウド環境」(29%)、「IoTテクノロジー」(25%)、「コンピュート中心のアプローチ」(23%)となっている。
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