資生堂初のサブスクECとは? パーソナライズスキンケア「Optune」を展開
ユーザーの肌状態に合わせてスキンケア化粧品を届ける。インターネットに接続した専用マシンを使い、その日の肌状態や気温、紫外線量などに合わせて最適なスキンケア化粧品を調合する
資生堂は7月1日、顧客ごとにカスタマイズしたスキンケア化粧品キットをサブスクリプション型で販売する新ブランド「Optune(オプチューン)」の本格展開を開始した。
資生堂がサブスクリプション型のサービスを手がけるのは初めて。2018年3月から数量限定で試験販売を行い、改良を重ねて正式なサービス開始に踏み切った。
ユーザーは「Optune」の専用サイトで申し込んだ後、専用アプリをダウンロードする。スマホのカメラで肌を撮影し、アプリで肌状態を測定すると、後日、ユーザーの肌状態に合わせたスキンケア化粧品のカートリッジ5本と、専用の調合マシンが届く。カートリッジをマシンにセットして使用する。
インターネットに接続した調合マシンはアプリと連携しており、その日のユーザーの肌状態や気温、紫外線量などのデータを踏まえて、スキンケア化粧品の配合比率や使用量を決定し、抽出する。
資生堂によると、スキンケアカートリッジの種類と配合比率、抽出量の組み合わせのパターンは8万通りを超えるという。
スキンケア化粧品の残量を自動で管理し、使い切る前に顧客が指定した曜日・時間帯に商品を配送する。
「Optune」の月額料金は送料込みで税別1万円。1か月間の使用量には上限が設定されており、追加料金を支払えば上限を超えて利用することも可能。調合マシンはレンタル。契約後6か月以内に解約した場合は解約手数料5000円が発生する。
7月1日時点で「Optune」の対応デバイスは「iPhone6s以降/iOS11以降」となっている。
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