中川 昌俊 2014/10/6 11:00

スマホ向けソリューションのウィナスとECサイト運用代行などを手掛けるワンプルーフは10月1日、共同でクラウド型の多店舗在庫連動システム「sellco(セルコ)」の提供を開始した。多店舗在庫連動システムは商品数や注文数などに応じて料金を変更することが多いが、「セルコ」は一定の月額利用料で提供し、中小企業でも手軽に導入できるようにした。

ウィナスのECサイト運営ノウハウを生かし共同で開発。販売はワンプルーフが行う。

「既存システムでも十分な機能があるが、中小ECサイトにはとっつきにくいと感じた。当社のシステムは使いやすさを追求したことで、あまりパソコン操作が得意でない人でも利用できるようにした」(ウィナス広報)。使いやすさを第一に考えて開発したいい、管理画面もシンプルで分かりやすいように工夫したとしている。

利用料は導入費用5万円、月額費用が運営サイト数×5000円。対応するモールは楽天市場とヤフーショッピングで、自社サイトはGMOペーパーボーイが提供する「カラーミーショップ」に対応。アマゾンには11月に対応するなど、今後対応モール、カートを増やしていく考え。

多店舗在庫連動システムは、複数ショップ(楽天市場、ヤフーショッピング、自社ドメインショップなど)間の在庫を「自動的」に調整するシステム。例えば、楽天店で1つ購入された場合、ヤフーショッピングや自社ドメインショップの在庫数も自動的に1つ減らして在庫を整える。こうした機能が不足していると、店舗ごとに在庫を調整する必要があり、自社サイトで在庫が残っていても、楽天店では在庫切れ表示になるといったケースが起こり、販売機会喪失につながることがある。受注管理、商品管理などと合わせて提供しているサービスも多く存在する。

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