石居 岳 2021/12/7 9:00

凸版印刷は、仮想空間上に構築した複数の店舗をショッピングモールのように1つに集約したバーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」を開発した。メタバース市場の拡大を見据えての取り組み。2021年12月15日から提供を始める。

「メタパ」を利用したい企業・店舗は、仮想空間上でバーチャル店舗の構築から、アプリへの搭載、ECサイトへの連携をワンストップで実現できる。ベータ・ジャパンの「Virtual b8ta」が第1弾店舗として出店する。

「メタパ」は、仮想空間上に構築した複数店舗を1つに集約したアプリ。出店している企業のバーチャル店舗で買い物することができる。

凸版印刷 バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ
バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ

バーチャル空間で、遠隔地にいる家族や友人と同時接続、それぞれのアバターがバーチャル店舗を自由に移動でき、空間内にいる人と音声会話やテキストチャットでコミュニケーションを取ることができる。共有した人しかバーチャル店舗に入れないプライベートルーム機能も実装する予定。遠隔地でも一緒に買い物しているかのような体験を実現する。

また、3DCG化した商品をさまざまな角度から確認することも可能。AR(拡張現実)機能で、実際のサイズ感や部屋に置いたときのイメージを確認するなど、バーチャルならではの買い物体験が可能となる。

出店店舗は、バーチャル店舗上のアクセス人数、商品閲覧数、ECサイト遷移数などのデータを分析し、商品開発やマーケティングに活用できる。

凸版印刷 バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ
バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ

「メタパ」の利用価格は1店舗300万円から。バーチャル店舗や商品の3DCG企画・制作などを含む。出店内容などによって価格は変動する。

凸版印刷は「メタパ」に出店する企業・店舗を募集し、2021年度内に月間1万人以上のアクセスをめざす。今後は、ショッピングだけでなく、ショールームやオフィス、スポーツや観光などもできるメタバースを構築していく。

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