「くまもと風土」のローカルがプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場、業績+楽天割合+ビジネスモデルまとめ

ローカルの2025年2月期業績は、売上高が83億200万円、営業利益2700万円、経常利益1500万円、当期純利益1300万円。なお、2024年9月に決算月を9月から2月に変更しており、2025年2月期は17カ月の変則決算となっている。

鳥栖 剛[執筆]

7:00

地域産品EC「くまもと風土」を運営するローカルは12月15日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場する。

ローカルは2008年、熊本市でコムセンスとして設立。ECサイトでの商品販売やふるさと納税の返礼品提供を手がけるDtoC事業、ふるさと納税の運営サポートのBtoG事業を中心に、「食のSPA」モデルで事業を展開している。

「くまもと風土」のローカルがプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場、業績+楽天割合+ビジネスモデルまとめ
ローカルのビジネスモデル

DtoC事業では「くまもと風土」など5ブランドを展開。「楽天市場」など計28サイトで地方の農産品や加工品を販売している。「【くまもと風土】楽天市場店」は、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(肉・野菜・フルーツジャンル)を8度受賞している有力店舗。

ふるさと納税の運営サポートを手がけるBtoG事業は2017年に開始。現在は全国41自治体(熊本県、福岡県、岡山県、広島県、鳥取県、徳島県、和歌山県、大阪府、三重県、千葉県、茨城県、栃木県、岩手県、北海道の各自治体)と契約し、ふるさと納税の運営を代行・サポートしている。また飲食事業として、ステーキ専門店「ステーキマニア」の運営も手がける。

「くまもと風土」のローカルがプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場、業績+楽天割合+ビジネスモデルまとめ
ローカルのビジネスモデルの全体図(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2025年2月期の売上高は83億200万円、営業利益2700万円、経常利益1500万円、当期純利益1300万円。なお、2024年9月に決算月を9月から2月に変更しており、2025年2月期は17か月の変則決算になっている。

売上高の内訳は、食のSPA事業が80億7900万円、その他が2億2300万円。食のSPA事業の売上高の内訳は、DtoC事業が71億8600万円、BtoG事業が8億9300万円。販売先のトップは楽天グループで14億3400万円、その割合は17.3%。次いで御船町が12億5100万円で割合は15.1%になっている。

従業員数は141人。臨時従業員の年間平均雇用人数は91人、平均年齢は34.3歳、平均勤続年数は3.8年、平均年収は400万9000円。

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