シップスは12月9日からグループ各店で、使わなくなった不要品を回収し、リユース・リサイクル品として再流通させる資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の運用を始める。

「PASSTO」は、使わなくなった不要品を回収、最適な使い道の選別、再活躍させるリユース・リサイクルの循環を作る資源回収サービスで、ECOMMIT社が運営・提供。回収した衣類は、ECOMMITが国内外でリユース品として再流通させる。
「PASSTO」で預かった衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却と比べてCO2排出量の削減にも貢献しているという。
シップスは、SDGsの達成を考えたCSRとサステナブルな活動を推進していくための「ONE SHIPS ACTION」を掲げ、衣類回収、廃棄される漁網から100%リサイクルで作られた新素材「NetPlus」を使用したアイテム販売などに取り組んでいる。
「服から服をつくる」をコンセプトに掲げる「BRING」(JEPLAN社が運営)の活動に2022年11月から参加し、生活者の不要になった衣料品の回収を開始している。
さらに2025年10月、関西電力が提供する社会貢献活動促進サービス「モアクト」との共創を開始した。「モアクト」は社会課題の解決に取り組む企業・団体と生活者を結び、生活者の社会貢献への意識や行動変容を促すサービス。シップスは「モアクト」のアプリ内で、社会貢献につながる行動となる「ミッション」の提供を開始し、その達成に応じてポイントを付与している。ポイントはさまざまなギフトに交換できる。
2025年7月には、リユースプロジェクトの公式リユースECサイト「SHIPS CYCLE MARKET(シップス サイクル マーケット)」を開設。全国のSHIPSスタッフが着用した衣料品、ユーザーが着用していた商品を回収し再販している。回収品は検品の上、再販できると判断できた商品をメンテナンスし、ECサイトで販売している。
「PASSTO」による衣類回収の概要
- 「PASSTO」設置店舗
- SHIPS各店、SHIPS WOMEN'S各店(SHIPS 大丸東京 WOMEN'S店、SHIPS 大丸神戸 WOMEN'S店を除く)/SHIPS any 各店/SHIPS OUTLET 各店
- 回収対象商品
- 衣類(こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカート ほか)、ファッション雑貨(キャップ、ベルト、バックパック ほか)