Googleマップのコンテンツポリシーに追加があり、「料金の割引などのインセンティブと引き換えに、否定的な口コミの修正または削除を依頼する行為」が違反行為として明記されました。
インセンティブと引き換えに「否定的な口コミの削除を依頼」するのは禁止
Googleの「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」のうち、「詐欺的なコンテンツ」内の「虚偽のエンゲージメント」の箇所に
料金の割引、商品やサービスの無償提供などのインセンティブと引き換えに、否定的なクチコミの修正または削除を依頼する行為も含まれます。
という1文が追加されました。(以下の画像の赤枠部分)
以前から、料金の割引やサービスの無料提供などのインセンティブと引き換えに、口コミの投稿を促す行為は禁止されていました。これは高評価の口コミを不当に獲得することを禁じていましたが、低評価の口コミの修正・削除に関しては曖昧でした。
しかし今回の1文の追加によって、否定的な口コミをインセンティブと引き換えに修正・削除させる行為の禁止が明確化された形です。
なお、コンテンツポリシーに違反すると、Googleによって("ペナルティ"として)検索順位を下げられたり、Googleビジネスプロフィールの情報が停止されたりします。
また、ユーザーに適切な情報を提供できず、最終的には店舗・施設に対する信頼も失われてしまうリスクがあります。
仮に否定的な口コミを削除できたとしても、こうした"ペナルティ"や信頼度の低下によって結果的に店舗・施設側の利益にはならないため、こうした違反となる運用は避けるのが賢明でしょう。
- <参考:ヘルプページの変更について>
- 長谷川翔一氏 @haseshout の投稿:https://twitter.com/haseshout/status/1569295149997629445