丸紅、メタバースを活用したデジタルファッションモールを展開へ
丸紅はメタバースを活用したデジタルファッションモールの運営に乗り出す。
実証実験と位置付け、メタバース活用活用のデジタルファッションモール「WEAR GO LAND」を4月6~21日の期間限定で一般公開する。
「WEAR GO LAND」での体験がブランドエンゲージメントに与える影響、消費者へのアプローチに課題を抱えているブランド、試着など洋服を購入する際に課題感を感じている消費者の課題を解決できるか検証するのが目的。
実証実験で得たメタバース、XR(現実世界と仮想世界を融合して新しい体験を作り出す技術の総称)、その他周辺領域での知見を生かし、市場規模の拡大が見込まれるこれらの領域において、次世代におけるデジタルファッションモールの構築をめざす。
「WEAR GO LAND」は、ブランドエリア、ランウェイエリア、コーディネートワールド、フォトブースエリアなどで構成しているファッションに特化したメタバースによるECモール。実験ではビーズインターナショナルの「X-girl」、yutoriの「9090」、あえかの「louren」の3ブランドが出店する。
バーチャル店舗では実際に販売している商品をチェックできる環境を用意し、気に入った商品はECサイトで購入できる。「WEAR GO LAND」は各ブランドと連携し、新たなファッションの楽しみ方を提供する。
利用者はアバターを通じてメタバース空間を自由に歩き回ることが可能。店舗やファッションショーを訪問したり、気になるアイテムを自分で組み合わせたりできるほか、経験豊富なスタイリストによるコーディネートのアドバイスも受けられる。
「WEAR GO LAND」の制作を担当したのはVRイベントを主催するHIKKY。開発にはHIKKY独自のブラウザからアクセスできるWebメタバース開発エンジン「Vket Cloud」を採用し、スマートフォンなどのデバイスから気軽に入れるメタバース空間を構築したという。