松原 沙甫[執筆] 3/27 9:00

アマゾンジャパンは3月26日、模倣品対策をまとめた2023年度版のブランド・プロテクション・レポートを発表した。

Amazonはブランドを保護するために4つの戦略を重要視。2023年のブランド・プロテクション・レポートでは4つの重要戦略を紹介している。

Amazonは新規販売事業者の審査体制を強化。さまざまなイノベーションを導入し、悪質業者による新規出品アカウントの開設を阻止している。2023年には悪質業者による70万件以上の新規出品アカウントの開設に対し、Amazonストア上で悪質業者が商品を出品する前に阻止した。

大規模言語モデルなど各種の高度な機械学習モデルを用いて、複雑な視覚知的財産を含む多種多様な侵害を体系的に検出。2020年以降、Amazonストアで販売するブランドオーナーが提出した有効な権利侵害の通知数は30%以上減少したという。

世界中のブランドオーナーや法執行機関と協力し、Amazonストアや業界全体の小売業者に対する不正行為を阻止。2023年に全世界で700万点以上の模倣品を突き止めて押収、適切に処分したという。模倣品犯罪対策チームは2020年の発足以来、訴訟や法執行機関への刑事照会を通じて、2万1000件を超える悪質業者を追及している。

2023年は模倣品や詐欺、その他の不正行為対策に12億ドル以上を投資。機械学習のサイエンティストやソフトウエア開発者、専門調査員など1万5000人以上がこの活動に取り組んだという。

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