KDDIが始めたメタバースEC「αU place」とは? 無印良品やauショップなどが参画、出店の募集もスタート
KDDIは10月24日、仮想空間上に実店舗を再現したバーチャル店舗でショッピングができる「αU place」の提供を開始した。まずは「無印良品」や「au Style」(au ショップ)など6店舗が出店した。
「αU place」は、「ネットだけでは商品のイメージがわかない」「店員に相談したい」といったユーザーニーズに対応するメタバース・Web3サービス。10月24日から出店の募集を始めた。
「αU place」出店店舗向けアプリを2023年内に開発。専門知識やスキルがなくても、店内や商品を撮影することでバーチャル店舗を作成・更新できるようにする。
「αU place」は従来のECサービスとは異なり、「実店舗の空間体験×ECサイトの手軽さ」で商品と出会う体験を提供するという。実店舗の空間を商品陳列から内装の雰囲気まで忠実にバーチャル上で再現する。
ユーザーは無料の「αU place」アプリからアクセスできる。実店舗の内装や照明などの雰囲気、買い物導線、陳列や商品ポップなどを回遊しながら閲覧することが可能。商品をタップするとECサイトで購入できる。
「αU place」では、実店舗の店員による接客を提供。店員が商品に関する相談や詳細情報の説明にバーチャル空間上で対応する。「auショップ」の場合、実店舗と同様に店員と相談して、機種変更や料金プラン変更などの契約手続などが可能。購入機種は自宅に配送する。
「αU place」開始時の出店舗は、「無印良品 銀座」「Lui's/EX/store」「ポケユニ ハラジュク・2G POPUP STUDIO」「ヒョウベイ」「au Style SHIBUYA MODI」(au Style バーチャル店)。
ネットショップ担当者フォーラムが11/21(火)~22日(水)に開催する「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」に、アダストリアと三越伊勢丹のメタバースに関する責任者が登壇します。
テーマは「アダストリア、三越伊勢丹が語るメタバース×ファンマーケ~事例に学ぶ顧客接点創出、リアルとバーチャルをつなぐ顧客体験作りなど~」。メタバースでの購入体験提供によって新たな顧客接点をどのように創出し、ファンマーケティングにつなげているかをお伝えします。