ZOZOが新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」を本格稼働。既存拠点比で約4倍の設備投資、30%の省人化に成功
国内初導入の自動仕分けシステム「Pocket Sorter」などのオペレーションにより、既存拠点と比較して約30%の省人化に成功している
ファッションECモール「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは11月1日、新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」(茨城県つくば市)を本格稼働した。「ZOZOBASEつくば3」はZOZOにとって5つ目の物流拠点。
「ZOZOBASEつくば3」は既存拠点の約4倍となる設備投資を実施。将来的な人口減少への対応として自動化を推進している。国内初導入の自動仕分けシステム「Pocket Sorter」などのオペレーションにより、既存拠点と比較して約30%の省人化に成功した。
オペレーションの自動化ポイントは次の通り。
- ブランドから入荷した商品を種類別に仕分ける作業を約500基の「t-Sort」で自動化。1時間あたり約3万2000点を仕分け処理する
- 注文商品の一時保管と発送の優先度を踏まえた順立を「シャトル&サーバ」の導入で自動化。約5000コンテナ(8万5000点)の商品保管が可能で、1時間あたり約2100コンテナ(3万5000点)の商品入出荷ができる
- レールから吊り下げられたポケットに注文が入った商品を1点ずつランダムに投入、自動で顧客の注文ごとに商品を仕分けする「Pocket Sorter」を導入。複数点注文の場合のみに使用。レールの総延長は約7kmで、ポケットの総数は約2万6000。1時間当たり1万5000点の仕分けが可能
延床面積は約13万7000平方メートル(賃借エリア)で地上5階建て。出荷能力は最大で1時間あたり1万件。延床面積や設備能力は自社内の最大規模で、本格稼働によって在庫保管可能点数は「ZOZOBASE」5拠点全体で約1.3倍となる見込み。
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