法人向け通販「カウネット」や個人向け「おうちカウネット」、配送料金を自社負担する注文金額基準を「税込2500円以上」に変更

配送料金を自社負担する注文金額基準は値上げする一方で、注文者が負担する基本配送料金は、現行の「330円(税込)」から「220円(税込)」に引き下げる

瀧川 正実

2023年11月10日 8:00

コクヨグループのカウネットは12月1日から、配送料金を自社で負担する注文金額の基準を引き上げる。対象は法人向け通販「カウネット」「ウィズカウネット」、個人向け通販「おうちカウネット」。

12月1日の受注分から、従来の「1000円(税込)」以上から「2500円(税込)」以上に変更する。

一方、注文者が負担する基本配送料金は、現行の「330円(税込)」から「220円(税込)」に引き下げる。送料をカウネットが負担する注文金額の基準に満たない場合でも、「お客さまの負担をできるだけ少なくし、利用しやすくする」としている。

コクヨグループのカウネットは12月1日から、配送料金を自社で負担する注文金額の基準を引き上げる。対象は法人向け通販「カウネット」「ウィズカウネット」、個人向け通販「おうちカウネット」
送料の変更内容

また、法人向け通販「カウネット」で実施していた追加注文サービス(同じ注文日かつ同じお届け日の追加注文について、送料をカウネットが負担して配送するサービス)は終了する。

物流業界では、物流需要の急増による労働環境の悪化、人手不足の加速などによる「物流2024年問題」が社会問題となっている。カウネットは配送料金を自社で負担する注文金額の基準を変更することで、配達荷物を集約。物流負荷の軽減をめざすとしている。

「物流2024年問題」などを語るEC物流フォーラム【11/21開催】

ネットショップ担当者フォーラムとロジスティクス・パートナーは11/21(火)、「EC物流フォーラム」を開催。Eコマースにおける物流の役割、事例、最新情報などが学べるセミナーイベントを実施します。

アスクル、オルビス、ビームス、スクロール、フェリシモといった企業が登壇。「物流2024年問題」などについて語ります。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00