「何を言っているのかわからない」。セシールの“あのフレーズ”のラジオCMが復活、ニッポン放送で放送スタート

1983年から放送していたセシールのテレビCMでは、最後に流れるフランス語のサウンドロゴ「cecile~Il offre sa confiance et son amour~」について、「何と言っているのか?」「別の言葉に聞こえる」などと話題となった。

松原 沙甫[執筆]

2024年9月10日 9:30

セシールは9月9日、過去にテレビCMで話題となった懐かしいサウンドロゴ「Cecile~Il offre sa confiance et son amour~」(フランス語で愛と信頼をお届けしますの意)を使用したラジオCMをニッポン放送で放送を始めた。

ラジオCMは20秒のスポットCMを制作、「友人篇」と「クイズ篇」の2パターンで放送する。友人篇は多くの人に共感してもらえる「体型の悩み」をテーマに、女性2人が会話を展開。クイズ篇はクイズを通した夫婦の掛け合いという内容。CMの最後に夫婦そろって「セシール~♪」と口ずさむ。同日から友人篇、クイズ篇とも、それぞれランダムに放送する。

1983年から放送していたセシールのテレビCMでは、最後に流れるフランス語のサウンドロゴ「cecile~Il offre sa confiance et son amour~」について、「何と言っているのか?」「別の言葉に聞こえる」などと話題となった。放送から50年経った現在も、サウンドロゴに関する問い合わせが寄せられているという。

「あのメロディーを聴くだけでセシールを連想させる」というほど反響の大きかったサウンドロゴをもって広めたいという目的から、ラジオCM復活第2弾の開始に至った。

セシールは1974年、正岡道一氏が設立・創業した通販会社セシールが前身。1足数十円のパンストや低価格インナーなど価格訴求を強みに、通販事業者として初の年商2000億円を突破した。

その後、2005年にライブドア(当時)などと資本・業務提携契約を締結。2006年にはライブドアの連結子会社となった。2009年、フジ・メディア・ホールディングス(FMHD)の子会社がセシール株式の公開買付を実施。FMHDのグループ化とした後、FMHDグループのフジ・ダイレクト・マーケティング(FDM)、ディノス、セシールの3社を合併。存続会社をディノスとし、商号をディノス・セシールに変更した。

2022年3月、ディノス・セシールは通信販売ブランド「セシール」事業を新会社として分社化し、ニフティに株式を譲渡。ニフティは新設した子会社を通じてセシールの全株式を取得した。

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