ハンドメイド市場発展をめざし「ハンドメイド大賞」を初開催、GMOペパボ
ショッピングカート提供などのGMOペパボは2月25日、オンラインハンドメイドマーケット「ミンネ(minne)」に登録しているクリエイターの作品のなかから、優れた作品を表彰する「ハンドメイド大賞」の授賞式を初開催した。大賞は黒田翼さんが制作した「森の動物たちのぽんぽんブローチ」が受賞した。
GMOペパボは、2月14日から「ミンネ」をPRするテレビCMの放映を始めるなど、ハンドメイドマーケット事業に力を入れている。今回のようなアワードを行うことで、クリエイターの意欲を向上。出品作品数の拡大を狙うとともに、ハンドメイド市場の発展につなげていく。
「ハンドメイド大賞」は、全国で手芸専門店「クラフトハート トーカイ」を展開する藤久と、GMOペパボによる共同企画として開催した。2014年9月~11月に募集したところ、約1万3000点の作品が集まり、そのなかから全39賞を選定した。
大賞を受賞した「森の動物たちのぽんぽんブローチ」は毛糸のブローチで、細部にまでこだわってリアルな動物の顔を表現している点が評価された。
GMOペパボの佐藤健太郎社長は、総評として「短い期間の間に沢山の応募数があり、とても驚いた。ミンネを通じて日本の手作り文化をさらに発展させていきたい」と話した。
「ミンネ」は、ショッピングカート「カラーミーショップ」のユーザーの割合が多かったハンドメイド作品販売者向けに、手軽にハンドメイド作品の売買ができるハンドメイドマーケットプレイスとして2012年1月にサービスを開始。
スマホ向けアプリは2014年12月末時点で32万ダウンロードだったが、2月14日からテレビCMを開始し、一気にダウンロード数が拡大。2月21日時点で100万ダウンロードを突破し、国内ハンドメイド作品のオンラインマーケットで最大規模となっている。クリエイター数は9万3000人、作品数93万点も業界最大規模。今後、さらに業界の拡大をけん引していくとしている。