ハンドメイドマーケットプレイス業界3位の「tetote」運営会社を買収、GMOペパボ
「tetote」を運営するOCアイランドの株式90.0%を9900万円で取得し、子会社化する
GMOペパボは5月25日、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランドの株式90.0%を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は9900万円。6月をめどに実施する予定。
GMOペパボは、ハンドメイドマーケットプレイス事業「minne」に力を入れている。競合企業の買収でマーケティングやオペレーション手法、商品開発ノウハウを共有。ハンドメイドマーケットの拡大につなげる。
買収後も当面の間「minne」と「tetote」の両サービスは両立。サービス内容や利用料に変更はないとしている。両社共同でハンドメイドイベント開催し市場の拡大を図るほか、決済や物流面で連携することで効率化を進めていく。
GMOペパボは2012年1月にハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」を開設。後発ながらネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」で得たユーザビリティなどのノウハウなどを活用することで、利用者を伸ばしている。
最近はテレビCMの放送で認知などを拡大、現在は登録作品数110万点で国内最大規模のハンドメイドマーケットプレイスに成長している。GMOペパボはハンドメイドマーケット市場は拡大すると予想し、今期は「minne」に経営資源を集中させるとしている。
OCアイランドは、2011年6月にハンドメイドマーケット「tetote」を開始。出品されている作品数は約79万点で、登録作品数は業界3番手(2位はKDDIが資本参加している「Creema(クリーマ)」)。「tetote」のほかに、ハンドメイドに関するコミュニティサイト「レシパ」も運営している。
2014年9月期の売上高は7857万円、純損失は1001万円で、3年連続で赤字となっている。
これは広告です