アドレス入力時に配信可能か判別するソリューションを開始、エクスペリアンジャパン

既存のメールリストが配信可能かどうかをクリーニングすることも可能

中川 昌俊

2015年11月9日 12:00

メール配信サービスなどを展開するエクスペリアンジャパンは11月5日、メール配信をせずにメールアドレスの配信可否を判別するソリューション「Email Validation(Eメール バリデーション)」の提供を開始した。会員登録時などメールアドレスが入力されたタイミングで、瞬時に配信可能かどうかを検知。エラー表示することで、会員登録時などの離脱率を下げることが可能になる。

会員登録時などにメールアドレスの記入間違いを防ぐには、入力されたメールアドレスに本登録のためのURLを記載したメールを送り登録してもらうことで、入力間違いが発生しない仕組みが多かった。ただ、こうした登録方法では、入力間違いがある場合、再度入力してもらう手間が発生するほか、携帯電話のキャリアアドレスなどではブロックされるケースがある。ブロックされ、メールが届かずに会員登録できないことも多く発生していた。

「Eメール バリデーション」はメールアドレスが入力されたタイミングで、瞬時に配信可否を検知。配信不可と検知したエラーアドレスに、入力者自身がタイプミスやエラーを発見できるようにメッセージをダイナミックに表示する。ユーザーはすぐに修正することができ、登録時の離脱率を下げることができる。

加えて、取得しているメールリストにメールを配信する前に、一括で配信可否をチェックする機能も搭載した。

一定期間放置されたアドレスリストに対してメール配信する場合、配信可否状況は実際に配信をしてみないと確認できない。エラーアドレスに対して大量にメールを配信すると、ISPや携帯電話キャリアなどからスパムメール認定を受け、全てのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられたり、メール配信自体に規制がかかってしまう恐れがある。

配信不可のアドレスをリストに大量に含んでいる場合、配信後の効果測定に誤差が生じ、マーケターの判断を誤らせる危険性もある。

事前に配信メールリストをクリーニングすることで、こうした問題が解決可能となる。

すでに、ブックオフオンラインが導入し、導入効果などを記した資料を同社のHPからダウンロードできるようになっている。

2つの機能でEC事業者を支援
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00