SBスマホユーザー向けのポイントモールを開始、バリューコマースのアフィリエイト導入企業で構成
アフィリエイト報酬をユーザーにポイントとして還元し、携帯電話料金に充当できるようにする
バリューコマースは6月30日から、ソフトバンクモバイルユーザー向けのポイントモール「得するモール」の運営を始める。獲得ポイントを携帯電話料金に充当できるようにすることで、利用価値の高いポイントモールとしてソフトバンクユーザーに訴求。バリューコマースのアフィリエイトに参加しているEC事業者の売り場を増やすことで、アフィリエイトの魅力を高め、導入企業の拡大につなげる。
スタート時に「得するモール」へ参加するECサイトは50サイト。「ヤフーショッピング」「ロハコ」「高島屋オンラインストア」などが参加する予定。すべて、バリューコマースのアフィリエイトに参加する事業者で構成する。「得するモール」に参加したいEC事業者は、バリューコマースのアフィリエイトを導入する必要がある。
「現在、バリューコマースでしかできないサービスを作ることに力を入れており、今回のポイントモールもその一環。流通額を高めて、既存の参加EC事業者への満足度を高めるとともに、バリューコマースのアフィリエイトに参加したいというEC事業者の拡大につなげていきたい」(バリューコマース広報)としている。
利用者にはアプリをダウンロードすることでポイントを獲得できるようにもする。
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ポイントモールはこれまで、複数のアフィリエイト会社と契約し、多様性のあるECサイトをモールに参加させることが常套手段となっていた。その結果、ポイントモールの多くはどこでも同じようなサイトが集まり、どこのポイントモールも変わり映えのないものになっている。
こうした状況を変えるため、バリューコマースは自社のアフィリエイトに参加している事業者だけを集めたポイントモールの作成に力を入れている。ただ、独占で契約するにはそれなりのメリットが必要だ。バリューコマースでは制作、運用コストまで自社で手掛けることで、独占契約を増やしている。負担は大きいが、バリューコマースが選ばれる理由にもなる。こうした、バリューコマースの挑戦でアフィリエイト業界がどう変わるのか、注目したい。