EC専用のパッケージデザインはネット販売に効果的? アスクルがメーカーと実証実験
パッケージのデザイン性が重要視されないECサイトで、EC専用のパッケージデザインの有効性を実証実験する
アスクルは2月20日から、「LOHACO ECマーケティングラボ」の参加メーカーが生活者視点のパッケージデザインを施した商品の販売を開始した。
店頭販売では、消費者に手に取ってもらうため目立つパッケージデザインにする必要があるが、ECの場合、あえてそうする必要がない。暮らしになじむパッケージデザインとして販売することが可能なため、参加メーカーはこうした取り組みの有効性を含めて実証実験を行っていく。
今回、参加各社は暮らしの中で使用されるシーンを視点に商品を企画。法人向けECサイト「ASKUL」、個人向けECサイト「LOHACO」などで販売する。
キリンビバレッジはカフェインゼロの健康麦茶「moogy(ムーギー)」「キリンのやわらか天然水 310ml」を複数の柄で販売。気分によって好みの柄を選んだり、会議など大勢の人が集まるシーンで、誰がどのボトルか容易に識別できるようにした。
花王は天然石をイメージしたアスクル限定デザインの「リセッシュ」、UCC上島珈琲は仕事場や生活空間に馴染むパッケージデザインの「職人の珈琲 ドリップコーヒー」を新商品として発売した。
「LOHACO ECマーケティングラボ」は、ビッグデータの活用による新たなECマーケティングのスピーディな実践をめざして2014年2月に活動を開始。2期目の活動となる現在、参加企業は55社(2016年1月22日時点)となり、企業が業種や企業の枠を超えた多彩な活動を展開している。
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